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杉 スギ

スギ、ヒノキは植物に興味がなくても日本人なら誰でも知っている種でしょう。日本の木造建築には欠くことのできない木材のひとつです。 またクスノキに次いで大木になり、各地の神社に植えられてるため、名木巨樹として保護指定されているものも少なくありません。

建築材、とくに柱材としては、スギと双璧をなすヒノキの印象の方が高いようですが、スギならではの良さもたくさんあります。日本の植林地の実に40%はスギで占められていることもあり、 日本の森林を活性化するためにも、もっとスギを有効活用していきたいものです。

通直な木目と無節が好まれるスギですが、写真ではあえて節のあるものを使ってみました。 生節(節が周りの組織と密着して抜け落ちることがない節のこと)なら素材としての表情にもなりますし、材料強度も向上します。 また価格的にもお求め安くなるため、以前のように無節にこだわる必要はないのかもしれません。

適用:一般的には柱。その他、壁や床などの造作材等。値段等の詳細についてはお問い合わせください。


 

スギは北陸のような多雪地域でよく成育します。ですから北陸でヒノキ林をみることはほとんどありません。 私たちの会社のある福井県内の植林地もほぼ杉林となっています。

植林地に関しては、後継者不足や国産材の不振から、放棄林となってしまう事が問題となって久しいですが、 福井県内は熱心な林業従事者のもと、きれいに整備されたスギ林が普通に里山に存在しています。無名の美林の宝庫です。

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