» 2017 » 2月のブログ記事
長く長く議論され普及されつつある 「森林環境税」
日本の森林の多くは民有林だが その所有者が自由に伐採や開墾等は出来ないことは
日本の国土、自然を守るためにも必要なことだと思う
しかし その反面それを維持管理することをその所有者に委ねると言う事は
かつての 国産材需要が旺盛の時には投資と言う事で 可能だったのかも知れないが
これだけ低迷(低迷というより 輸入材との競争に負けている)している中で
維持管理だけその所有者に任せるのは酷な話じゃないかと思う
そのため!? 広く国民から森林環境税として徴収し 市町村がその維持管理を代行する・・
私は 理論整然として大賛成なのだが・・ まだまだ理解いただけないところもあるようだ
でもこのように その意味合いをしっかりと伝える努力を行うことで
これからの普及を期待したいところだ
突然 お客様から電話をいただき ”フローリングの部屋に畳を敷いてほしい”とのご依頼!
なにはともあれ 現場確認 と和室に模様替えするための部材の手配と職人さんの手配をかけました
迅速対応が命! ご用命をいただいてから 施工開始まで 実働2日! 我ながらの自我自賛(笑)
まあ・・私がすごいんじゃない 動いてくれる職人さんたちがすごいんですけどね(照)
そして最後の仕上げは 畳職人さん・・ ここが一番時間がかかった・・
まずは現場の見取りと 畳の敷き方を計画中 すんなり行くのかと思いきや 中々これが手間がかかります
職人さんの手元にあるこれ!
何かなあ・・って思ったら
なんと レーザー墨出し機 背の高いのは知ってるけど これは敷物工事用の低いやつは知らんかった
まあ そうですわね 背の高いやついらんし・・
しかしこのレーザー墨出し機は便利ですよね
どんなに広い空間でもちゃんと直角を出してくれる
レーザー光線の精度(光の厚さ)の誤差は若干あるかもしれないけど
職人さんはずいぶん楽になったと思います
それと面白かったのは やっぱり 寸尺法が使われていると言う事
木材業界は少しずつ メートル法が一般的になりつつありますが
やはり畳はまだ この目盛り なってったって スケールにmm表記がないっ これは本物(笑)
畳の厚みは50mmで設計してます 畳を敷く為に必要な 幅寄せ材(たたみ寄せと呼びます)は50mm加工してます
しかし 畳は1寸6分5厘で 厳密に言うと49.999mm まあいいちゃいいけど
この誤差で許容できるのは 住宅業界かな(笑)
先週はお隣 石川県木材青壮年会の創立50周年の記念式典が開催されましたので
福井木材青壮年会のメンバーと私はそのOBとしてお招きいただきましたので
参加させていただきました
冒頭 現会長の 角永くんより 50年の歴史についてご説明いただき
近年の活動について スライドで紹介いただきました
歴代会長ならびに石川木青連OBの皆様です
バリバリ現役の方もいれば 御廃業され第2の人生を歩まれている方
政治の世界でこの業界を応援してくださる方
これが50年の歴史だなあ っと感銘をうけました
福井の歴史もこのようになっていくのかな?
その後記念講演と言う事で この方の講演会・・
内容については・・ 書かなくても判るでしょう
そして 日本木材青壮年からは 直直前会長の川西君が来られました
本年度会長の 越井君がご当地近畿の大会に重なっていると言う事でしたので
わざわざ岡山からお越しいただきました ありがとうございます
平成20年江守体制当時の盟友、角永君と3ショット! 久しぶりに仕事抜きでいろんな情報交換ができました
この式典を見て
福井の木青連もこんなつながりが出来るのだろうか・・
今の現役メンバーがこの式典をどういう風に受け止めてくれたのか
そんなことが気になってしまうこのごろ 歳とったかなあ・・
久しぶりの投稿です 先日冬の北陸を離れ 三重県南端(東端!?)熊野市へ向かいました
北陸からだと 名古屋経由 約5時間・・ 東京より遠い
時間軸に直して日本地図を作るとおそらく一番遠いのでは・・と思うくらいの時間でした(汗)
さらに降り立った瞬間 暖かいなあ・・って思いました
と同時に 羨ましいなあ・・・って言うのが素直な気持ち
さて今回の目的は何か・・
それはずばり 研修です 久しくこの手の研修は参加していなかったので
自分のなかの感性が鈍くなってきているためメンテナンスとアップロードが必要と思い
思い切って参加させていただきました
まずは熊野市の木材市場を見学
やはり木材産業はその素材のよ良し悪しがそのできばえに大きく左右されるところ
気になりますねえ・・・
杉の素材・・ 素直な良木です! こんな原木がずらっと・・ さすが産地!
今回お伺いしたのは 「野地木材工業」さん
フローリングや壁材を主力商品とされ全国に出荷されている大手メーカーさんです
熊野市内から山間へこんな山道をはしるんか?と思うような狭い道をくねくねとあがると
突然眼前に飛び込んできました
話が横道にそれますが 7年ほど前紀伊半島を襲った集中豪雨により
このあたりも甚大な被害を受けたらしいですが 奇跡的にこの本社工場は災害を免れ
土石流の後を社員さんが 歩いて登って出社されたそうです
またライフラインも寸断していたので
でっかい発電機(おそらく何百KW単位だと思う)を借りて工場を動かしたらしいですよ
本社工場の案内看板! 文面を見てみると
考え方は同じだなあ・・共感!なんかうれしい!
工場中は おなじみのモルダーの鉋音が 景気よく動いています
活気がありますね! また随所に工場運営のためのアイデアがちりばめられていて
かなり考えていらっしゃる努力の経過がひしひしと伝わってきます
これは造作加工の作業場・・ 職人さんが 大工道具を使って
文字通り、手作業で加工を行っています 決して大掛かりな設備はありませんが
そこには人の知恵 アイデアが一杯詰まっています
やはり企業は人なり・・・・・・
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