先日 国立競技場再考案の2案が発表されましたね
冗談で交じりで木造や!!って言ってしたけど
本当に木造が組み入れられるとは思ってみませんでした(笑)
私はやはり材木屋としてどの程度木材が使われるのか・・興味がありましたので
その2案について ざっくりと試算してみました (注)これあくまでもざっくりですからね・・
まずはA案『社のスタジアム』
水平庇に特徴があり 杉角類・・(多分105㎜)でルーバーの様なもので作られるのでしょうかね
そして屋根については カラマツの集成材とスチールのハイブリッド そしてほう杖が杉の集成材みたいですね
水平庇に使われる木材をざっくり積算したら
4Mの105角で なんと約7万本 約3100㎥
そして 屋根梁は
4Mの105X360のカラマツ集成材で 約3200本 約480㎥
6Mの160X160の杉集成材で 約3500本 約540㎥
全体で 4,120㎥が使われる予想
一方B案 これは どこが提案してきたか・・ちょっと想像できる図面でしたね
まずは 特徴なのは長さ19M 大きさ1.5Mの集成柱が72本!!
どこかの神殿を思わせるような作りですね
使われる木材は カラマツ集成材 なんとそれだけで 約3,000㎥
個人的にはA案の方が見た目にも優しそうな気がするのでいいなあって思いますが
さてさてどうなることか・・
でも木材業界としてはそれだけの量を来年度中には手配しなければならないことと
認証制度をどうするのか? 色々クリアしなければならない課題がありそうですね
でもまずは 木材を採用してくださったことに感謝と
そういう働きかけをしてくれた人の努力に感謝です!