今日は『山祭りの日』北陸地方に古くから伝わる風土風習です
山の神様が山の木々の本数を数えるので 山に立ち入ってはいけない
木材を伐採してはいけないという言い伝えがあります。
丁度その頃は天候も荒れて北陸特有の冬の季節が本格化してくるころです
きっと民の命を災害から守る為『山祭り』と称し山に立ち入らないようにしたのかも知れませんね
でも真偽のほどはわかりません 本当に神様が数えているかも知れませんよ(笑)
さてそんな中今日も私たちが主に製材しているのは
日本の国の代表的な樹種『杉』です
杉の面白いところは 製材する場所で・・(製材の仕方)でまったく表情が変わるということです
まずはkのような『無地の板』 これは木材の木裏ですが節が見えませんね
裏節が無いということは木表は当然節が無いですよね!
上記の物は木の耳がついていましたが
それを製材して これまた2番目の写真のように 乾燥させるため木材を桟積し整理していきます
これは最終的に 壁材(羽目板 天井板 フローリングなど)という商品になります
これらは全て木材の辺材(周囲の部分)から取れていきます
そして中側『木材の中心』はどのようになっていくかというと
この様に幼齢期に生えていた節が見えてまいります こうなると
先ほどのような『見えがかりの材料』にはなりませんので 主に下地材になっていきますね
でも当社が製造する下地材は芯材を中心に製材していくので
赤身かちの材料ですから 耐久性は抜群ですよ
でも本当に楽しいのはこのように 見事な木材が取れたときです
しかし今日は『山祭り』原木を製材せずに掃除でもしていましょう