先週は2日間かけて あわら三国もりもりバイオマス活動について
研修させていただきました
この活動は エネルギーの地産地消をめざし
芦原温泉をはじめとした熱需要が存在することから
近隣の森林資源をチップ化して バイオマスボイラーを導入し
地域ぐるみ一体となった文字通り循環型社会の構築をめざす活動で、
本来こういった活動については 行政が中心となり活動することが多いのですが
この活動は 民間企業が中心となり地域を巻き込んだ活動を行っている極めて珍しい事例です
(もちろん 国の補助事業ですが民間企業にこれだけの助成はすごい!!)
さて事業内容ですが まずは必要とする森林資源の確保ということで
ご当地森林組合 ”坂井森林組合”さんの活動内容の視察です
おそらく福井県下で一番精力的に活動されている森林組合さんじゃないでしょうか
路網整備も大変きれいに整備されていて 大変わかりやすい
そして これがまた先進的!
・・何かというと・・・
福井では珍しい 列状間伐
福井では 抜き切り間伐と言って 皆伐せずに間引いて伐る方法が一般的ですが
これは ご覧いただいてわかるように 一列にズバッと伐ってしまうやり方です
九州では一般的な方法ですが こうすることで コストがかなり削減できます
今はまだ難しいですが・・こういった林地残材もやがて エネルギーとして活用されてくるのでしょうね
こうして先進的な山の事業を見た後は
森林組合さんの工場へ!
ご覧くださいうず高く積まれた間伐材!
目標は3ヶ月から4か月のストックだそうです
皮をむくことで 乾燥が早くなるそうです
そして これが 某企業とコラボレーションで作られた
微粉工場 この原料がウッドプラスチックになります
さらに ペレット工場を併設し これまた 地域のペレットストーブなどに燃料として提供されるそうです
また 違うところでは 植林事業・・
って言っても 杉は植えません 2~3年で収穫できるように(成長するように)成長の速い植物を植えています
あくまでも燃料としての生産ですね
そして最後に 需要先のチップボイラー
地元の有名温泉に導入されています
2日間の研修でしたが
一番印象的でしたのは このプロジェクトを
運営するスタッフの企画力がすぐれていること
そして彼らを取り巻く応援者の応援体制もしっかりしていることそして何よりも地元の理解・・
私も自分の地元でこのような活動を行いたいと思っておりますが
こういった体制をまず構築することが大切だと改めて気づかされました
にほんブログ村