昨日も小雨降る中でしたが自伐林業の研修を受講いたしました
今回のテーマは 『造材・搬出』
実はこの造材・搬出が一番コストがかかりノウハウが必要な部分だと予想をしております
その前にまずは木のみかた、玉切りされた木口面を見て、
良い素材なのかどうかを見極める・・ いわゆる目利きの講習です
まあこれは私も原木市場で見ておりますので 他の受講者よりはわかっているつもりですが
まだまだ新しい発見があり 本当に奥が深いなと思います。
また 我々製材業者側では 常識・・ ととらえていたことも
山側では なんで?そうなるの・・という認識のギャップもあることも気づきました
長い長い共存の歴史があるのに まだまだ目線があっていない部分もあるのだなと思います。
さて今日は造材・搬出編です これはなんだかわかりますか?
コンバインのホイールベースを使っていますが これは超小型のフォワーダー
専門用語ですが 悪路を歩く運搬車ですね これにウインチが付いてますので
たおされた原木を林道まで引きずり出すことが可能です
これがウインチ!
1tぐらいは引っ張ってこれるそうですね 約6Mの30センチ丸太2本分
これが引っ張っている様子です
はた目から見ていると簡単そうに見えるのですが
実はとっても難しい・・っていうか手間取るんです
伐倒する際に 搬出の事を考えて倒さねばダメだということの重要性が
ここで実感として感じることが出来ます
さらには伐倒する際、
やはり木は山側に倒すと葉がらしのスピードが違うことも実感としてわかります
(木の重さが全然違う・・・)
先ほどの赤いフォワーダーは 12年前の物
今は この青いバックフォーにウインチが付いているものが主流みたいですね
実際、能率も全然違います!!
午前中は雨降りしきる中での作業でしたが
午後からは 薄日も指して 作業能率も格段にアップ
さらには参加者も 少しずつ慣れてきて手際も良くなってまいりした
予定より早く 本日の作業は終了
夕方・・ 西日に照らし出される搬出を待つ原木たち・・
我々製材業者は 林業の大変さをもっと知るべきかなと思います
確かに流通相場やユーザーであるお施主様、や施工いただく工務店とのやり取りの中
大変厳しい予算のなかでやりくりをしているので 中々原木を高く買い上げることは難しい
と思いますし 私も実感しています
しかし この林業の体験を通じて もう少し山に還元してあげてほしいなと感じるようになりました
そのためにも 地元の山・・日本の山の価値を、もっと消費者に知ってもらい
本物を求める 大人のユーザーを見つけ出して行きたいなと思いました
次回は 枝打ち体験!!
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