先日の木材市場での一コマ
8mの椹(サワラ)という原木がセリに出品されていました立派な木材ですね!
椹(サワラ)というのは檜に似た木材ですが 檜よりちょっとやわらかい木材ですので建築用にはあまり使われません
檜と同じような殺菌効果はありますが 匂いがそれほど強くないので 柄杓や桶などの材料に良く使われます
さて本題に戻ります何故、今日のブログに挙げさせていただいたかと言いますと
木口をご覧ください!!
何やら 黒い汚れのようなシミが2つあることにお気づきでしょうか?
これは 実は 釘や針金等の 金属片がこの木の中に埋まっているよと言う 目印なんです!!
これを知らずに製材すると製材機の鋸歯が一瞬のうちにダメになってしまい 何万円もの鋸補修費用がかかります
だからせっかくの立派な原木ですがあまり高い値段が付きません
さて このような金属片はどのようにして入るのでしょうか?
原因はいろいろありますが 福井県で代表的なのは 幼木の時の雪起こしのための針金です
雪起こし・・(苗木から20年ぐらいまでは雪の重みで木が倒れてしまうので 針金等で引っ張って木を起こしてやる事)
庭木などは何か吊るのに釘を打ったり 針金で巻いたりしたものを放置した結果 木の成長とともに中に入る 等々があります
じゃあこの木の原因は・・・
セリの参加者から あーこの木は寺社木(お寺や、神社に茂っていた木)やな・・っていう声が・・
その場合の釘が入るケースは・・・・
あとは皆さんの想像にお任せします・・・