お客様からの注文で
地松の縁板ないだろうかと問い合わせがありましたので
早速製材をしてみました!
以前より少しづつ貯めてある 地松(もちろん県産材)の盤を
引っ張り出してきてチャレンジ!
赤松は 大変管理の難しい木材です
まず伐り旬(伐採する時期)を間違えますと すぐ『あお』 カビの様なもの
が木材に入り込み まったく見栄えがしませんので商品価値がガタ落ち
さらに大変暴れる木ですので すぐ割れていきます
私どもは 旬伐りの原木が出ると貯めて すぐこのような盤にして
風通しの良い倉庫の中で熟成させます そうするとゆっくり乾燥するので
番のねじれ割れが発生しにくいです
それでも 3mの300㎜幅の節なしの縁甲板をとるのに
必要枚数の約10倍以上の半製品を使ってとっていきます
それだけ貴重な材料であるということです
それに比較して本当に木材製品というものは安いと思います
確かに建材製品は同様な見栄えがして価格は安い・・それと比較されて
本物の木材製品の値段も下げられてしまう なんともはや情けない状況
やはり本物の品質の奥深さをわかっていただだける
目の肥えた少し上質(ヨーロッパなんかがそうでしょうね)の暮らし
をしたいものですね!
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