先日は福井県幼児教育支援センター開設記念の講演会があり参加してまいりました
なんで幼児教育なの??? なんて思われる方も多いでしょう(照)
実は NPO法人日本グット・トイ委員会 東京おもちゃ美術館の
多田千尋館長が今回の講演会の講師だったからです!!
多田館長は ”木育”についてとてもよき理解者であり
また教育に対して木のある空間や 木のおもちゃの効果をとても評価いただいているまさしく木の伝道師でもあります
ご覧くださいこの上のおもちゃ・・ 何のことはない ただの柱のきれっぱしに ドリルで穴をあけて
木の中に 芋虫がいるように見立てて それを磁石のついた棒で引っ張り出すおもちゃです
たったそれだけのこと・・・ でもこれが子供たちに絶大な人気を誇っているそうです
続いて これ!! 定番のごっこ遊び(笑) これはキッチンセットかな??
うーん 木の持つ風合い質感が 見る者に安心感を与えますね
↓これなんて シンプルそのもの!
でもこれが子供たちにはいいんですよね ずーっと遊んでいそう(笑)
私が注目したのはこれっ!!
”カプラ” これはフランスのおもちゃです! 造形(想像力)を高めるおもちゃですが
レゴブロックと並ぶ 超有名おもちゃだそうです
(ちなみに一緒に聴講されていた保育園・幼稚園の約半分にこのおもちゃがありました)
何のへんてつもないこの木のきれっぱしが れっきとしたおもちゃになるのですよ
何でも 組み立てる楽しさもさることながら
壊れていく(崩れていく時の 音が素晴らしいのでこの材質(ヨーロピアンラーチ)を使われているそうです
すごいなあ・・・ 壊れていく美学・・・
ずいぶん前になりますが 同じく木育の話を初めて聞いたとき
”今の子供たちは 大理石のある空間が心地よい”と答えた子供が少しずつ増えてきている
この原因はマンション住まいが増え 木に接する時間が減ってきたからではないかという研究論文
を聞いたとき衝撃でした ”木の文化である日本人の心が失われてしまう・・・”
少しずつでもいいから 木の文化を子供たちから教えていきたいと思います