当社は森林資源の有効活用と豊かな住環境の実現を目指している会社です
森林資源の有効活用というと やはり国産材の有効活用
当社ではこのように 天然乾燥を中心として 特に構造材を製造しています
天然乾燥を行っているのはやはり 木材に優しいこと・・
今主流になっている 高温乾燥は 木材の細胞壁を壊し強制的に水分を抜く方法ですので
もはや木材が半分炭のような状態になります
・・・建築現場に行かれると 焦げ臭いにおいがするのでお分かり頂けると思います
この状態では 木材はもう木材ではありません
だから現実的には 耐震性 吸湿性 耐久性についての実証を今まさに行っているというところです
天然乾燥は ご存じ木材を自然のままに乾燥させる方法です これは既に日本建築の歴史が
物語っているように 耐久性、耐震性、吸湿性は実証済みですよね
しかし天然乾燥には大きな問題点があります 自然任せである ということです
1. 乾燥に時間がかかり(約3か月~1年)商品化まで時間がかかるということ
2. 木材そのものが安定した製品(いわゆる生もの)のため 1本1本ばらつきがあるということ
この弱点を補うべく私たち木材業者は
大量に在庫を確保し・・ 選別を行い・・そのばらつきを少しでもなくそうと努力しております
それでもまだ選別しきれないところもあります
先日もお客様から 材料が”未乾燥”だというお叱りを頂きました
この業界はクレーム産業ともいわれるため特に主要構造材の品質には気を使われるのは当然であり
大いに反省をしているところであります
天然素材をいかに選別し 少しでも安定した製品にしていくか・・・
メーカーとしての力量が問われるところです