昨日は県の農林水産部の招集で
何やら仰々しい名前の会議が昨日開かれました
”緊急森林整備部会・・・・・ なんですかそりゃ?
なんか森林に災害でもおきたの? 山崩れ? そんなのこの辺りで聞いたことないなあ・・
集まった方々も この地域(丹南地区と呼びます)の各森林組合さん
そして私どものような 製造業者・・・
実はこれ 平成21年度から始まっている 国の政策
”林業 木材再生プラン”の事業主体として行われている部会なのです
地球温暖化の防止策(日本が定めた方法ですが・・・)でもある 国土保全を進めるための
間伐推進、森林整備 バイオマスの利用拡大・・・
これを推し進めるため 国が1200億円の基金を積み立てて動いています
本来であれば21年から23年本年度で事業期間が終了したのですが
1年前の東日本大震災を機に 今度は新たに”復興”を目的とした
”緊急森林整備”として 3か年で1400億円の基金がさらに積み立てられました・・・
被災した地域の復興のために被災地の木材資源だけでは賄いきれないだろうから
今こそ全国規模で安定供給をとれる体制を作ってほしいとのことだそうです・・・
昨日は午前中は木材市場の状況です
昨日は年度末市売りということで 最近では珍しく1,000㎥の出品がありました
しかし出品すれど 買い方の勢いはなく
・・無理やり押し付けられている感・・・・
川上整備(木材供給)のためにどんどんお金をつぎ込んではいるものの
出口(売先)の対策に対して有効政策が何一つ 打ち出されていない・・・
まさしく供給過多の状況が続いていくのではないでしょうか・・
これでは 森林整備どころか 木材産業そのものが 自滅の道を歩んで行きそうな気がします
この基金の主文にあるように・・
”現下の円高状況下でも輸入材に対抗できる体制を確立し
内需振興型産業である 林業、木材産業の再生を図る必要がある”
このことをいち早く現実化するには 輸入材を規制する以外に道はありません
こんな簡単なことなんでわからないのだろうか・・・・
日本国民を守るためには
輸出入に依存した産業振興よりも
国土を使った産業振興・・・
他国は自国を守ってくれません・・