今日は1昨年工事をさせていただいたお客様から ご依頼がありまして点検並びに
補修をさせていただく為に お邪魔しました
約20名程度収容されている介護施設ですが すごいですね・・いっぱい満室です
聞く話によると 待機児童じゃないですが こういう介護施設に入りたくても入れない
後期高齢者の方がたくさんいらっしゃるそうですね
団塊の世代の方々がいよいよ年金生活そして要介護状態になっていくとますます
このような施設も必要になってくる、さらにはそれに要する職員も・・そして費用も・・
税と福祉の一体改革なんていってますが 何でもいいからはやく道筋をつけてほしい
とおもいました
さてほんだいはここではありませんね
そう壁紙(クロス)が破れています・・ 原因は・・・これは乾燥しているからという問題ではなさそうです・・
建築関係の方はあれ?っと違和感を覚える方もいらっしゃるでしょう
天井部分の不自然な角見切り・・・
ここで気づかれたら さすが建築のプロ(笑い)
そう実はこれ廊下の屋根を支える 梁です
実は建築時点で 何らかの原因で この梁が天井裏で収めきれなくなり
このように天井からはみ出してしまいました(涙)
本来木造の場合このような屋根の荷重が直接かかる梁はこのようにクロスなどの仕上材と干渉しないように組み上げていくか、天井裏に隠れた形でくみあげます
なぜならばこの雪の荷重で 木組みが締まっていくのでどうしても沈みますから
このようにクロスなどのひび割れを生じさせてしまいます。
だから施工者としては あまり行ってはいけない仕上方法ですね
でもその当時は致し方なくこの方法を選択せざるを得なかったのではと思われます
設計事務所も 建物すべてにわたって100%納まりを想定することは出来ません
想定外の事象も出てまいります 其処をどうやぅってこなして行くかが、
設計事務所の腕前であり、施工者の腕前です、
さらには建築は 建ててから3年ぐらいにいろんなひずみが出て。。その後落ち着いて
くるもの。。是非お施主様も理解していただきたいところです!
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