今日は福井県東部に位置する池田町へ 年末の挨拶回り
池田町は市町村合併のブームの中でも独自路線を歩み
”日本の原風景のある村”を目指しているような とてもすばらしい町です
ご覧くださいこの写真 まさしく日本の原風景でしょ!!
この小さく掲げられた看板!! なんと発電所がこんなところに!!
ちょうど池田町から福井市(旧美山町)に向かう国道478号線沿いにあります
発電所って言ったら 普通はとんでもない大きなダムがあって・・・
なんて想像したり 今まさに渦中の原子力発電所をイメージしがちですが
こんなところにひっそりとたたずむ発電所もあるのです
ここは 持越発電所といって 出力860Kwの小さな小さな発電所です
明治42(1909)年 6月に竣工し 8月より出力 250KWで営業を開始。配電地域は鯖江町と新横江・舟津・神明、さらに武生町などであった。織物工場(力織機の)動力源として機業発展にに大いに寄与し、大正 4年には、需要増に対応するため出力 250KWの発電機が増設されている。戦後も改修を経ながら北陸電力持越水力発電所として運転されている( 文献・・movmento)
最近このような小さな発電所を小水力発電と総称しこの利用の為の協議会が設立されるなど にわかにその動きが活発化しています。
原発事故を経緯に このようなエネルギーの小規模分散化が叫ばれています
なるほど集約化ですと管理は簡素化されるでしょうが 今回のような事故になると
一気にその供給能力が減ってしまいます
原子力ではありませんが ついこの間も北陸電力敦賀火力発電所もボイラーの損傷で停止して この冬の電力供給がぎりぎりのラインになってしまったとのこと・・
こんなひっそりとたたずむ小水力発電所・・
明治時代から淡々と発電してきたこの施設がまさに今脚光を浴びています
でも森と同じで当の本人(発電所)はそれでも淡々と自分の仕事をしていくのだろうな
と思いました・・
時代は流れるが 自分の使命は普遍・・これこそが本物・・