先日からお客様のご注文により地松を製材しております
ご存知地松は いまや貴重品!!
マツノザイセンチュウいわゆる松くい虫のためいまや地松は枯れてしまっています(涙)福井県でも一部標高の高いところ(いわゆる寒いところ)はまだ大丈夫ですは麓は
ほとんどと言っていいほど壊滅状態ですね
全国的にいってもその影響が大きく 年間90万㎥(約7万5千棟)分の地松が
枯れて行っているそうですよ(驚)
そんな中で私達が何故貴重品の地松を製材しているのか・・・
環境破壊だろうと批判を浴びるかもしれませんが 私たちと地松は深い縁があります
私たち中西木材の生い立ちは 地松にあります創業時、創業者である祖父が
よく福井県の森林を買い付けに行き(特に地松)そして土木用材、建築用材の製材をして生業としていました。 やがて木材輸入自由化の波にのまれ私たち中西木材も外材を扱うようになったのですが
今まさに原点回帰!! 国産材にこだわって製材をしております
だからこそ 地松は私たちにとってルーツとも言えるのです
しかもこれだけ加速度的に進む松枯れ・・
立ち木のままほおって置くと間違いなく汚染されてしまいます
だから少しでも価値のある地松を生産財として残す為
山主、森林組合、伐採業者は 泣く泣く切り出しをしていると思います
私たちはこのような材をストックしながらじっくりと乾燥させます
一度切り出してしまえば もうセンチュウに犯されることはありません安心して
ご利用できます。
でもそのまま放置しておくと・・・
これ 虫穴(涙) こうなるともう使えないです(涙)
とてもデリケートな木材である 地松
でもその風合いは大変美しいものです 何とか残して行きたいものですね