先日は1年にわたって行われてきた”木質バイオマス利用研究会”の総括会議
目的は福井にある未利用木質バイオマスをどの様に利用するかを研究する会議です
”総務省補助事業・・緑の分権改革推進事業の一環ですすめられている物なのですが”
”これって林野庁の事業ではないの???”と思っていたのが当初からの違和感・・
まあ 私としてはどんな立場であれいろんな切り口から議論していただくことは
とてもいいことです!!
会議の目的は・・・
未利用資源である木質バイオマスの
①県内埋蔵量を推定し、
②そのうちどのくらいが搬出可能かを推定し
③どの様な施設もしくは方法で活用できるのかをシュミレーションします
私にとって今回の大きな収穫は
県内の埋蔵量なんと135万トン(福井の年間伐採量の38年分に相当します)
しかもご存知のとおり年々成長しますのでこの値は次第に大きくなっていきます
すなわちちょっと例としておかしいのかもしれませんが・・・
早く草むしりしないと 草ぼうぼうの荒れ放題になるということです!
私はその現実を数値上明らかにしていただけたことがポイントで
あとどの様に、利用しようとかどの様に搬出しようかというところは
採算性の問題だけです、
今回の福島県原子力発電所の事故で皆さんも感じているかと思いますが
一極集中の 発電システムではこのような災害時全く機能しなくなる、また復旧に遅れる
だからこそ 小規模分散型のシステムが必要になってくると思います
このときに 有効なエネルギー源がやはり未利用森林資源・・・
今回の大災害を教訓に是非分散型エネルギー政策を検討してほしいものです