» 2010 » 12月のブログ記事

昨日は久しぶりに東京大学農学部の門をくぐりました
林野庁の委託事業”室内環境における木材の影響調査事業”の委員になっているため
その会議に出席するためです。 先日福井から送った木材の中間検査が必要でしたので
この日に合わせて年末のさなか駆け足の 東京出張!!

やはり 日本の頂点の大学・・・歩いている学生さんみんな賢いんだろうなあ・・
構内を歩いている犬まで賢く見えるのは気のせいだろうか・・・

早速会議に入ります 弁当食べながら2時間の集中審議 さすが時間の使い方もうまい!

今回はまとめに近い形で  全国16箇所でサンプリングした室内環境のデータ
と 木材のT-VOCの放散試験(チャンバー法)の速報値の評価です
16箇所の1箇所が  当社建設部取締役の 自宅でしたので

先生方の評価が楽しみでしたが   評価は申し分ないとのこと(ほっ)
一部寝室に高い値が出ていたのですが おそらく乳児がいるのでその乳児用品の(オシメ拭き)
からの放散だろうということです  その他の居室は全く問題なし 
やはり当社の家作りは 体にも優しい・・   改めて自信がもてました!!

帰りがけに  数点の写真を・これはシンポジウムが開かれるご存知”弥生講堂”

そして  思い出の弥生講堂 アネックス

ここには思い入れがあります。・・このアネックスが建築中のころ安藤直人先生に
当社のデザインウッドの  技術指導、企画指導を頂いておりまして、
よくこの建築中のアネックスにお邪魔しながら 特別講義をいただきました
そのおかげで  弊社デザインウッドも世に知れるようになったのです

改めまして感謝の念を感じながら東大を後にし  新木場へ向かいました・・

  

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土曜日は 福井国際交流会館にて”木材利用シンポジウム”がありました

主催は福井県雪対策・建設技術研究所・福井高専の皆様が中心となった今回の
シンポジウムなので どちらかというと 土木分野に特化したシンポジウムです

私もなぜか”発表者として”お呼びがかかり  発表させられるはめに!?
いえいえ 発表させていただくよい機会をいただきました。

前段に基調講演ということで
林野庁 木材利用課の香月課長補佐から”国の施策について”
福井大学 大学院工学研究科 石川先生からは  ”耐震について”
早稲田大学 環境工学科   濱田先生からは   ”土木分野 特に木杭について”

のお話がありました、建築のことばかり考えている私たちですが 近い分野の違う切り口から
木材利用について 勉強させていただくと とても新鮮!! 
まだまだ木材が使えるところは こんな身近なところにもあるのだなあと”灯台下暮し”です!!
会場も  いっぱいの聴講者
  

200人ほど入れる会場がいっぱいでした!!
木材利用についての関心がいかに高いかを思い知らされます。

しかし残念なのは私以外 このシンポジウムに業界人がいないということ・・・
絶滅危惧種といわれるこの木材業界ですが・・・もっと問題なのは自分達が絶滅危惧種
ということを認識しながらも  座して死を待つがごとく  何も動かない堕落さ・・・
本当に寂しい気持ちになりながらの一日でした・・・

夜は 市民の森ワークショップの忘年会

そんな寂しい気持ちをぶっ飛ばそうと いつもより早いピッチで飲んでしまいました・・
ちょっと  悪酔い・・・・
いろんな想いが交錯した一日でした

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昨日は  福井駅裏”アオッサ”の会議室で”木質バイオマス利用研究会”が開かれました。
 これは福井県が 総務省”緑の分権運動”事業の一環で開催されているもので、

福井県内の 森林資源の賦存量(埋蔵量といったほうが分かりやすいかな?)を調査し
そのうち年間どのくらい利用できるのかを 解析し、
そして利用できる木質バイオマスを使ってどの様なビジネスモデルができるのかを
県に提言するという内容のものです。

森林資源を利用したビジネスはその埋蔵量、産出量でその規模は決められてしまいます。
その上にさらに難しいのは 出口(利用先)も限られているということ・・

簡単に例を石油資源で見てみますが、
石油資源は出口(利用先)が無尽蔵にありますので 一旦油田が見つかれば、
その埋蔵量で、事業期間が決められ、産出能力でその事業規模が決められる 
というきわめて明確なビジネスモデルだと思います。

ところが森林資源は
其処に森があることは分かりますが、その埋蔵量は今まで正確にはわかっていません
森林簿という帳面が記録されてはいますが、正確なのかどうかの検証がされていないからです。
ここが大きな特徴ですが森林は成長していくので その埋蔵量は無限にあります。

ところが 年数を経つにつれ産出できる資源の質が変わっていくという難しさがあります。
すなわち森林が成長していくので、 最初は若木の利用方法、時が経てば成木の利用方法
という利用方法の変化に対応しなければなりません。

次に利用先ですが、 これまた利用先が未開発ですので これから作っていかなければならない
例えば  身近なところで言うと・・ 薪ストーブやペレットストーブ
      中規模で言うと  ハウス暖房、や 給湯施設
      大規模になると  温泉の追い炊き、大規模施設の暖房  工場の蒸気など
・・

地球温暖化が進む今、木質バイオマスに求められる期待度はこれからますます高くなります
後はいかに 採算ラインに乗せるか・・・ 
国、県、市町村 そして 住民 企業  すべての人が連携して 母なる地球を助けるため
わが子孫に美しい日本を残してやるために、 少しだけ力を出し合い、この新エネルギー戦略を
確実に成長させなければ なりません

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昨日は”山祭り”当日やはり本当に山祭りの日は荒れますね 
朝から”あられ、雪”がひどく特に福井市内が大変だったみたいです。

さて私はそんな中なのですが ”出身校である滋賀大学のOB会 福井陵水会の”
月例会に参加してまいりました。  
山祭り当日ですので、ちょっと気が退けていたのですが、”めったに見れるものではない”
と先輩から強く勧められたのもあり  冬の京都に行ってまいりました・・

行き先は、 京都南禅寺の境内の中にある 
”野村別邸 碧雲荘”(国重要文化財) http://hekiunsou.jp/です

昭和3年 南禅寺境内の敷地に、野村徳七翁(野村證券創始者)
によって建てられた別邸で、
東山の借景や琵琶湖疎水を利用した雄大な庭園、
6千坪の庭園内にある大小17もの茶室や能舞台
特に、久邇宮邦彦殿下(皇太后のご両親)がご滞在された大書院などがあり
本当に日本の文化を感じることが出来ました。

中の風景を載せたかったのですが非公開としているそうなので残念ながらお見せ出来ないのですが、  当時贅を尽くした建造物、庭園など本当に感動の連続です、ある意味
桂離宮と肩を並べるぐらいの歴史的建物ではないでしょうか・・

一緒に同行させていただいた先輩方、お誘いいただき本当にありがとうございます(ペコリ)
このように いい先輩方との交流させていただき、並びにこのようなすばらしい建築物や歴史を勉強することで、経営者として、この業界の端くれとしてまだまだ未熟な自分を知り、さらに向上しなければならないという向上心が生まれてまいります。

さて 感動したらお腹がすいた!! という事で今日のお昼は・・
豆腐料理  連月茶や http://r.gnavi.co.jp/k215600/

同じく知恩院の前にあるこのお店  豆腐料理専門のお店です>

落ち着いた店構えがなんとも京都らしい・・・

入口には大きな”椋の木”  立派ですねー
ではお料理は・・

味覚のほうもまだまだ未熟な自分を再認識しました(笑)

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やっと 食べることが出来ました
勝山の”八助”   3度目の正直!! 

店内に入りますと・・・

さすが元(今も・・)製粉屋さんですね  作業場がこの店内から
見ることが出来ます。   
 これが尚の事 期待させます(わくわく)
室内インテリアも なにかノスタルジックを感じさせるほっとした空間・・

この電灯の笠なんてとてもおしゃれでしょ(笑)
昔の田植えに使った定規(規則正しく植えるための道具)です (名前は知らないけれど)
さあ いよいよお蕎麦!

28だと思うけど、少し緑っぽい蕎麦が 本物を醸し出しています。
お味は・・とても上品な 優しい味ですね

個人的には もう少し太い田舎蕎麦が好きなので 感動!!とまでは
いきませんでしたが  とてもおいしいお蕎麦屋さんでした

八助・・・http://r.tabelog.com/fukui/A1804/A180401/18000960/

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12月9日は ”山祭り”と呼ばれるこの地方独特の風習があります。
この日は山の神様が 山にお入りになられる日なので、 
”山に携わるものは山に入ってはいけない” さらには山に従事している(林業、木材業)
は山に感謝する日という事で、一日お休みをする  という日になっています。

全国的には  ”こと納めの日”という事で この日以降は、農作業をしないということにも
なっているみたいですね。

こういう風習は時代とともに形骸化されてきていますが、こういう日があるということは
覚えておきたいものですね!
その点も踏まえ、昨日は当社忘年会を行ないました、
本当は休みの前の日に行なうのが一番よいのですが、場所がとれず
この日になってしまいました(泣)

しかしながら わずかの時間ですが、
普段聞けない社員の悩み、考え方、ひととなりを感じることが出ました
しかしながら、それと同時に、伝えることの難しさも改めて思いましたね

いずれにしても最近このような機会がなかったので、
久しぶりに有意義な時間を過ごすことが出来ました 皆さんありがとう
”企業は人なり”
これからもこの仲間達と 切磋琢磨してともに成長していこうと
山祭りを迎えるにあたり思い直す時間でした。

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先日の日曜日は 新そばが出来て初めての蕎麦会!!
そばは 福井県宮崎村八田のそばだそうです。
私は始めての参加で実はそば打ち初体験!!  もっぱら食べるほうでしたので
少し頑張ってみようと思います!
ではどの様に・・・

まずは分量  新蕎麦1キロ に対して中力粉200グラムいわゆる”28そば”です
これが一番ポピュラーかな?  それで水の分量が難しい 300cc~320cc
これだと少し固め・・ 湯がくとぼそぼそになる・・・  320から330cc と設定!!
これはその日の天候、気温、湿度、体調に、そば粉の性質によって微妙に変えていかなければならないそうで  なかなか奥深いです・・・

まずは”水廻し” 配合したそば粉に水を混ぜ合わせながら 団子状態のものを作ります

そしてこねます  このコネ鉢は重くて使い勝手がいいですね!
このこねるのが難しい、 あんまり水が足らないとひび割れが出来
そばが切れてしまう。  逆に水が多すぎると べちょべちょになる
本当にビミョーなさじ加減ですね

さあいよいよ伸ばします!! 打ち粉をして・・

これ へたくそ例(笑) ひし形になってます  これじゃ均等にそばが切れません!!

これ  うまい人(ぱちぱち!)  綺麗に四角になっているでしょ
私もやってみましたが どうしてもひし形になります  これもやっぱり職人芸

そしてきります  巾は1.6㎜~1.8㎜が そば打ち名人の基準だそうです
これもなかなか難しいですよ 

出来ました!! 全部で約百食分(16キロ)打ちました  お疲れ様です

福井はもっぱら”おろしそば”
そばつゆに 大根おろし、ねぎ 鰹節の シンプルな冷たいそば

でもこれが一番おいしい食べ方だと思います  福井が誇る代表的な食べ物です
どうぞ皆さん試してみてくださいね!

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この秋葉神社は、標高1000m近い山の頂きにある神社でした
そこに至る山間の道は樹齢300年を超えてそうなうっそうとした杉の木立
ちいさく見えるのが私です!!  杉の大木!
実際伐る ヒノキはこれより大きいそうでますますどきどきしてきました


ご覧ください社務所にあった 机 これも社の杉の木で出来ているそうです!!
立派ですよね!!

そうして この秋葉神社の宮司総代から 秋葉神社の言われ、そして伐倒祭の
しきたり慣わしなどの説明を聞き  いよいよ林場へ・・・

と思いきやもう既にお昼(XX) 天竜 浜松といえばこれでしょう

山の中に入るのですからおいしいうなぎを頂いて力を蓄えましょう!!

もう少しほしかったかなあ・・  大盛りを頼めばよかった(涙)

さていよいよ林場に入っていきます・・道路端から徒歩で約15分
まず山に入る前に、 杣(そま)人 (伐採する人)がご祈祷を受けます 

そして お清め・・・

さあ いよいよ山に入ります!!

山の中はこのように整備が行届いており 山主さんの山に対する気持ちが
よく分かります・・ やはり林業の国  天竜・・・ただただ敬意を表せざるをえません

ついに!!  お披露目 天竜ヒノキ  樹齢約250年 高さ41m!! 
見事です! 杉林の中に忽然と現れたこのヒノキ
持ち主曰く ”私で10代目になりますこの木の守をして・・・”
”それ以前の歴史は文献が残っていません”だそうです  もしかしたらそれ以上!!
ただただ驚きです。  少なくとも福井にそのようなヒノキは存在しないと思う

一緒にお誘いいただいた T氏と T氏親子 みんな興奮です!!


改めてこの木の周りをお清めしますさあいよいよ クライマックス
三つ紐伐り・・三人2組の杣が交代で手斧で伐り込む 古式にのっとった伐採です
 一人が受口(切り倒す方向を決めるとても大事な切り込み)
残りの2人が 弦(最後に伐る木の支え)を残し残りを切り込みます
これが実際の斧です!

この三つ紐保存会の皆様は 伊勢神宮の御柱も倒された日本を代表する”杣”です
それでも倒すまで約3時間・・・・
実は 6時を廻ってしまい  カメラのストロボも効かなくなり
真っ暗な中で 倒しました・・  
そして一番大切な締めの儀式
倒した木の切り株に 倒した木の”カラス止まり”一番先のこと を供えて
また新たに根吹くことを祈念する儀式を行い終了・・

真っ暗になってしまい 写真に収められなかったのは残念でしたが
一生に1度あるかないかというほどとても大切な儀式を拝見することができ
とても感謝しております。 

私たち木材人が忘れかけている木の魂・・木魂をしっかりと頂くことが出来ました
ありがとうございます。 

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昨日は天竜の某場所にて、  天竜天然ヒノキ樹齢250年の 伐倒祭があるということで
早朝から同業の T&T氏延べ5名で福井を出発いたしました。

交流のあります南木曽木材゛柴原氏”が明治神宮の鳥居の架け替え工事のために
必要な御柱を調達するため 神事にのっとり伐倒祭を行なわれるそうです。

この時期は一番伐採するのに最適な期間 ご存知”新月伐採”です、
しかも最高の天気よい日になりそうです(わくわく)

最初に到着したのは  ”秋葉神社”
御神体は火守の神様だそうで いにしえの時この神様がなくなられたとき
その血、や体が各地の山の神様になられたということで 山の神様の大元とも言われているそうです”正一等”の位をお持ちで 大変位の高い神様です。
ここで これから行なわれる 伐倒祭の最初のお祓いが執り行われます。

秋葉神社からの絶景・・・・
今から始まります・・・

続く・・・

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いやあ昨日は本当に暑かったですねー
師走に入ったというのに  本当に師走? 
どうもフェーン現象(南風が吹き込むこと)でこのようなぽかぽか陽気になったそうですが

でも師走 そしてクリスマスシーズン!!
多くのご家庭がクリスマスイルミネーションを楽しんでいらっしゃいますね。  

私は・・・・もっぱら眺める側を楽しんでいます!!
さて久しぶりにお邪魔した
こちらのS工務店さんの玄関先もこのようにイルミネーションがされていました!

事務所に入ると・・ おおっ更なる飾り物がっ・・・

奥様曰く・・今年は少し控えめかな・・・だそうです
何でも子供さんたちが ”恥ずかしいから止めてくれ”といわれているそうで・・
少し自粛している模様です。
その奥さんにもこのブログに登場していただこうと思いましたが

こんな感じで照れていらっしゃったので 私も自粛します。
社長!!すみません決してストーカーじゃありません(笑)

それでも午前中に社長さんがせっせと飾りつけされていたそうで・・
幸せなご家庭の様子がよく分かります、ちょっと温かい気分になりました。
奥さん  
来年になれば
子どもさんも飾り付けに参加して家中イルミネーションになりますよ!!
きっと(笑)  期待しています!!

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