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昨日は  福井駅裏”アオッサ”の会議室で”木質バイオマス利用研究会”が開かれました。
 これは福井県が 総務省”緑の分権運動”事業の一環で開催されているもので、

福井県内の 森林資源の賦存量(埋蔵量といったほうが分かりやすいかな?)を調査し
そのうち年間どのくらい利用できるのかを 解析し、
そして利用できる木質バイオマスを使ってどの様なビジネスモデルができるのかを
県に提言するという内容のものです。

森林資源を利用したビジネスはその埋蔵量、産出量でその規模は決められてしまいます。
その上にさらに難しいのは 出口(利用先)も限られているということ・・

簡単に例を石油資源で見てみますが、
石油資源は出口(利用先)が無尽蔵にありますので 一旦油田が見つかれば、
その埋蔵量で、事業期間が決められ、産出能力でその事業規模が決められる 
というきわめて明確なビジネスモデルだと思います。

ところが森林資源は
其処に森があることは分かりますが、その埋蔵量は今まで正確にはわかっていません
森林簿という帳面が記録されてはいますが、正確なのかどうかの検証がされていないからです。
ここが大きな特徴ですが森林は成長していくので その埋蔵量は無限にあります。

ところが 年数を経つにつれ産出できる資源の質が変わっていくという難しさがあります。
すなわち森林が成長していくので、 最初は若木の利用方法、時が経てば成木の利用方法
という利用方法の変化に対応しなければなりません。

次に利用先ですが、 これまた利用先が未開発ですので これから作っていかなければならない
例えば  身近なところで言うと・・ 薪ストーブやペレットストーブ
      中規模で言うと  ハウス暖房、や 給湯施設
      大規模になると  温泉の追い炊き、大規模施設の暖房  工場の蒸気など
・・

地球温暖化が進む今、木質バイオマスに求められる期待度はこれからますます高くなります
後はいかに 採算ラインに乗せるか・・・ 
国、県、市町村 そして 住民 企業  すべての人が連携して 母なる地球を助けるため
わが子孫に美しい日本を残してやるために、 少しだけ力を出し合い、この新エネルギー戦略を
確実に成長させなければ なりません

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