本日は木材市売りの日です 朝から品定めとせり売り
この時期は非常に買い方が難しい・・・
なぜなら秋伐りと春伐りと混在しているからなんです!
秋切り材は 秋伐採して 葉枯らしを行い春出材する材をいいます
本来の木材の伐採手法で、冬の眠る時期に備え木の成長を遅くするため
養分の吸い上げが少なく とても色艶がいいです。
一方春伐りはその名のとおり 春伐ってそのまま出材する方法
お分かりいただけるように、春に向かいいよいよ木材も成長しようとする時期ですから
盛んに養分を吸い上げるため 木材内部が活性化してます。すると虫や 細菌なども付着しやすく 腐りなどの原因となります
この時期の市売りはそのような原木が混在しているので見極めることもさることながら
”せり”という売買の原点の中どの様に狙った価格で買付けるか・・
”せり”の醍醐味ですよね!!
伐る時期を私どもは”伐り旬”といいます
基本的に秋から冬にかけてが”伐り旬”
それ以外に伐ってはいけない時期に”はっせん”という時期がありますこの時期に伐採した木は間違いなく虫に食べられます 理由は分かりませんが おそらく自然界のおおきいサイクルなのでしょうね
そのほか一番良い伐り旬で”新月伐採”というのもあります
10月~11月のしかも新月の時期に伐ると今度は良質で長持ちする木になるいうもの
オーストリア エルヴィン・トーマさんが唱えた伐採手法ですが これも理由は分かりません でも本当に良い材になることは間違いはないです。
心豊かなストック方社会への方針転換を果たそうとする日本の住宅産業の
中において、右肩上がりの成長は見込まれないません。
そんな中でいかに生きるかを考えると、こういった自然のサイクルに逆らわない
事業モデルも必要なのかもしれませんね・・
山積みの福井県産材!! と同業者 のS君とYさん
崩れないのでご心配なく!!