» 森のこと、環境のことのブログ記事

今日はお昼から お客様が持ち込まれた原木の製材を行います

またまた池田町の木です(最近ご縁があるなあ(笑))
樹齢約70年ほどの素直な杉の木ですね 山林じゃないなと思っていたら
ご先祖様が 山際の平地に植えられたそうです。聞くところによると
その当時、木は儲かるということで いろんなところに植林をしたそうですね

しかし今じゃその価値が落ちてしまい 邪魔者扱いみたいにされています悲しいものです
そんな中で ご依頼いただいたお客様は ご先祖様が植えられた木を大事にされていて
今回もこうしてご自分の家に使いたいということでお持込になりました

原木を見ながら ある程度の方針を決め・・・
後は 製材機に乗せてからの勝負!!  まな板の鯉じゃないけどそんな感じ(笑)


お客様も ご一緒に立ち会っていただき 
木目を見ながらその都度挽き方を変えていきます!
この製材は何時でも緊張しますし楽しい瞬間ですね(笑)

さてこれが出来上がり!! 真ん中の白い色は割れ止めのボンドです!
この後約6か月は天然乾燥しその後修正挽きを行い製品化の予定です

皆さんもこのようにみなさんの山の木を製材してお家の何かに役立ててみませんか?
山の木の伐採から 搬出 そして製品化 山の木に関するあらゆるサービスが可能です
どうぞ私たちにどんどんご相談くださいませ!

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

さて この巨木の伐採をお願いしてます職人さん・・巨木伐採の専門家で
日本全国飛び回っているそうです。
一応ノウハウもありますので肝心なところはお見せ出来ませんが・・ 
表現が適切かどうかはさておいて 
まさしく『猿』のように鮮やかな足さばきで駆け巡っています
ちなみに この巨木は今まで切った巨木の中で4番目に大きな木らしいですよ

これは先ほどの写真で伐採している枝を下してきたところです
傍に作業員がいらっしゃると思いますが この大きさお分かりいただけますよね(驚)

さあいよいよ 枝払いが終わり幹だけになりました いよいよ最後の伐倒です

さて幹廻り10m以上もある木をどのようにして倒すのか・・・
もちろんチェンソーで倒すのですがそんじょそこらのバーの長さでは無理ですよね
これが今回使うバーの長さです

わかりにくいでの この写真  すごいでしょ
バーの長さ1500㎜あるそうです

ついでにもう一つ!上は私たちが良く使う600㎜のバ―
これでもプロ用ですので大きいんですが 大きさがお分かり頂けると思います


さていよいよ 本番が始まります!!!
まずは 受け口を切ります (この受け口で 倒れる方向が決まりますので
これが一番肝心ですね! 山師さんもこればっかりは慎重に行っています

いよいよ 本番 わかってはいましたが 鋸の入りがスムーズ(汗)
『あかん 穴や・・・・』の一言・・・  うーん判ってはいたもののちょっと残念

伐採方法は『廻し挽き』という手法で巨木の場合この1500㎜野バーでも届かないので
幹の廻りをぐるぐるとまわりながら伐っていきます。
途中長い年月の中 地中の石を根っこに抱き込んだりしてますので、
石を切らないように慎重に進めています・・ がそれでも駄目ですね
今回だけでも、ダイヤモンドが刃先に付けてあるチェンソー刃物が 
3~4巻は駄目になっています  いよいよ格闘すること2時間

ゆっくりと 倒れて行きました 60tクレーンで 吊り下げながらゆっくり寝かせたのですが
25t吊りの竿が『がしゃーん』としゃくられる 激しい音で廻りは騒然としています
おそらく瞬間30t以上の負荷が掛かったかも知れません

ご覧ください 私ん身長が 175㎝ですので それより大きいことは間違いありません
横幅は 4mはありました!残念ながら 真ん中に穴はありますが 
それでも 見事な欅です

全長13m  全重量約30tの堂々たる風格です

このままではレッカーで吊れないし トラックでも運べないので
少し分割します

ご覧ください 大きさがわかりますでしょ
これでも18tあります・・・  この後トレーラーで搬出いたしました

これが切り株・・  この中の穴の中で大人一人が楽に入れる風呂が出来そう(笑)
300年の間ここに君臨してきた この巨木ですが この穴を見ると
昨今の異常気象による突風などにもしかしたら耐えられないかも・・・ と心配になりました
やはり 今この時期こそが この欅の 伐り旬(寿命)なのでは・・・・と思いました。
私はこの欅の枝を少しちぎって 切り取られた株にそっと植えました・・
これは木曽の伐採業者(木曽桧)から教えていただいた儀式ですが
『また再び このような大きな木に成長しますように・・との願いを込めて行います』

私たちはこうして 山の恵みをいただき 
それを皆さんの暮らしの中に取り入れる仕事をさせていただいております。
是非皆さんもこのような思い出の木を 皆さんの暮らしに取り入れてみませんか
先祖代々の思いが伝わる本物の木の住まい・・
これこそが真の『木造住宅』だと私は信じています
是非皆さんもこんな家づくりをしませんか!! 
私たちと一緒に取り組んでいきましょう!!

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

この巨木との出会いは 今からちょうど1か月前
『木を見てほしい』とのお話で隣町の池田町へ向かいました 
池田町は山間の町で林業が盛んな小さな町です
そんな町の中心部でこの欅と出会いました

祠を傍に構え どんと佇んでいる様は いかにも自然の威厳があり神々しい姿です
推定樹齢 300年 幹廻り10メートル  高さ約20Mほどの欅です
なるほど地元の年配の人にお伺いしますと 昔はご神木と言われたそうです
そんな立派な巨木も 老齢化し枝の落下などで危険を及ぼす可能性も出てきましたので
伐採することとなりました

大変この巨木からしてみると 自然の摂理のまま自分の体を変化させることに
過ぎないのに その行為が人間に対して危害を加えるから伐採されるなんて
なんか複雑な気持ちです しかしこれもまた致し方ないことなのかもしれません

早速伐採前の神事・・・ やはり祝詞奏上を拝聴すると 其の木の神、その土地の神に謹んでお祈りをささげている内容でした

玉串をささげ儀式は終了伐採の日を待つばかりです”

さあ いよいよ伐採の当日が始まりました!!
まずはみんなで記念撮影!

ご覧くださいこの幹廻り 確か6人でようやく一周でした

上からの写真です  大きいことわかりますか??

さてこのような大きく しかも民家が近いこのような立木には ”台落し”
という手法が使われます  
このようなクレーンで 枝の先を吊って吊りあげながら伐採します

見えますかね! 職人さんが上で作業されているの

こちらも見つけられますか?ホント感心します

台落しで 吊られた枝が下りてくるとこのような状態(xx)
すごく大きいことがわかりますか?

これが枝ですよ(xx) 枝だけでも直径50センチはあります
しかもこのすっとした目相

格闘すること丸一日  ようやく枝の始末が出来幹だけとなりました!
後は翌日の 幹の伐倒を待つばかり・・・

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

寒い晩秋の朝の風景です・・
特にここ越前市界隈は 盆地になっているのでこのような靄が
11月に入りますと  しばしばお目にかかれます

ここは  旧今立町 南坂下・・  文字通り坂の下の集落です
ここから 池田町に向かう山道が始まります  
山の上に向かうと 靄が晴れることを指す  とても美しい光景・・・
何か ”神秘的な景色・・・・

そして山道を登っていくと・・・
先ほどまで通っていた 朝靄の様子が 雲海としてみることができました! 

少し アップしてみると・・  よくわかります

参考までに  普段はこのように見えます(笑)

その先の池田町に凛とそびえる 欅の大木・・・
この大木の物語がいよいよ始まります・・・

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

昨日は若狭木材流通センターの 記念市がありましたので参加しました

福井県には3つの原木市場があり そのうち2つは嶺北地方(福井市)に
ありますがもう一つは ここ若狭町にあります
普段はあまりこの市場には来ませんが 久しぶりにお邪魔しました

お世辞にもそんなに大きな市場ではないのですが
杉が大半を占める福井県において 
ここ若狭地方は『桧』が出材されるのです 
そのため『地桧』を調達する場合は やはりこの市場がメーンとなってきます

ぱっと見るだけではわかりませんが
我々専門家から見ると 一目瞭然  嶺北地方と 嶺南地方では
明らかに山の林層が違います
福井は 杉の人工林が中心 嶺南地方は 檜や松が比較的多いですね
だから この市場にも檜が多く出てまいります 
その他  栃の木なんかも出材されるそうですよ

ということで  本日の成果!
7m  末口44センチ!

10m  末口36センチ
いずれも 若狭産の檜です  

なかなか良い値段が付きましたが(TT)
きっと良い梁がとれるでしょう!
是非皆さんと良縁が生まれますように(笑)

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

昨日の『体育の日』でした  普段あまり運動してないので
今日ぐらいは運動しようと 池田町の『冠山』に向かいました!!

・・・しかし・・   冠山に向かう道が道路整備の為 通行止め(XX)
仕方ないので  池田町魚見から  南越前町牧谷に抜ける林道を走りました
ご覧ください綺麗な景色でしょ!! 下池田の絶景が見えます!

写真を取り損ねたのですが  池田町と南越前町の峠に ログハウスが建てられ
其処から  『武周ヶ池』と呼ばれる 池まで遊歩道が整備されています
全長約1.7㌔ お手軽トレッキングにはもってこいの距離です!
ということでさっそくスタート!

詳しくは 野見山ー武周が池登山ルートをご参照ください
この辺りは植林木である杉林が無く  天然林のブナやナラに囲まれた
とても美しい広葉樹の森が広がっています

見上げると 柔らかな広葉樹からの木漏れ日がとても清々しい気分にしてくれます
もう少しでここも紅葉が始まるのでしょうね

このトレッキングコースは 適度にアップダウンもあり 
初心者にはもってこいのコースですよ! さあ目的地の『武周ヶ池』まであと少し
実は 熊が餌を探した跡が所々にあり かなりビビッてしまいましたが・・

そうこうして  急に視界が広がり始めました

ご覧ください!  これが『武周ヶ池』 です
息をのむ美しさです・・  神秘的ですねえ

ここは野見山の山頂にあり
どこからも水が流れ込むことが無いのですが 水が枯れることはないそうです
・・もちろん魚はいないですよね(笑) しばらくじーっと見てしまいました

ここに池の案内看板がありました!  
実はこの池や山に特別の思い入れがあります・・
この山の裾野や中腹に私どもの山林があるのです  
池田町や南越前町と同様に 越前市不室の住民もこのように崇拝していたのだな
と思うと 私の爺さんもこの山に訪れたのかなあ・・・ なんて思いをはせてしまいます

しばらく耳を澄ますと・・・沈黙の中 山のざわめきや 
森の生き物の営みが 意外と騒々しく  山は実はにぎやかなんだなあと思いました(笑)
帰りの道中・・の景色
これは中腹から望む 南越前町牧谷の山中!

目前に見えるのは 岩谷山  そして右手遠くにちょこっとだけ冠山の頂が見えます
福井にはまだまだたくさん美しいところがありますね!

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

私たちが一般的に木材を仕入れるのは、 お魚や、野菜などと同じで
原木市場、木材市場という 市場から仕入れることが多いです。
山から直接購入ということもありますが やはり価格の公正な評価を
するには 市場を通して”競り”にかけられ 適正な価格を出していただくことが
売り手、買い手がもっとも納得がいく形でしょう

福井県には 嶺北木材市場と、県木材市売組合市場、若狭木材センターという3つの
大きな木材市場があり この時期は季節も良くなってくるので 『記念市』と呼ばれる
お祭りがあります  こんな記念市の時は多くの出材と、それを目当てに全国各地から
木材調達のため 福井に集結します  
昨日、本日と 2日連続で記念市がありましたので その様子を少し・・・
まずはここ製品の市場

製品の前にいる人が ”振太夫”いわゆる競を仕切る人ですこの人の勢いよくかける
声で市場も盛り上がります (お魚市場と同じですよね(笑)
でも最近の木材市場は、競にかけられた製品が 
競上がるのではなく競下がっていくのです(泣)
というのも 需要があまりなく 必要でないため値段がどんどん下がっていくのです
この『振太夫』さんも渋い顔をしているのはそのせい・・・??(笑)

欅の立派な製品ですが・・・・・  値段も暴落していますね(泣)
このままでは 山の民が生活できないので 出すだけ無駄だと
おそらく今後このような製品が出てくることは少なくなってしまうのでは・・・
こんな心配がよぎる市でした 

しかし本日の原木市は威勢が良かったですよ
 消費税駆け込み需要のせいもあるのでしょうか?どんどん値段が上がっていきます 
この丸太は・・・ なんと1本350万円!!

長さ13m 径級88センチです 樹齢約250年ほど 江戸時代に生えた木です
 なんとこれは私の10月1日のブログに載せていた杉の木なんです(驚)

本当にほれぼれする木ですが・・
こんな立派な木材どのように使うかは私でも あまりイメージが湧きません(XX)
おそらく 突板と呼ばれる薄い板状にされ いわゆる化粧材になってくるのだろうと
思います  
これだけ価格が上がるのは本当にびっくりします
通常価格の 5倍~6倍の値段が付きました


建築市況も この市場のように競上がってくれるといいですね!!
にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

昨日は おもちゃ美術館 多田館長が 来福されていましたので 急遽夕方懇親会に合流させていただきました!


ご存じでないかたもいらっしゃると思いますが  
おもちゃ美術館はおもちゃを通じて 『木育』の実践を行っているNPO法人です
詳しくは・・・・・http://goodtoy.org/ttm/index.html

木育という言葉もあまり耳なれないかと思いますが
いま日本の子供たちは木材・・・木に慣れ親しむ機会を失いつつあると思います
人間ははるか昔より この木材と共存しそのDNAの中に深く刻み込まれています
だから 協調性、健やかな人間性が木の国『日本』では育まれてきたのです
木のあまりない国は現実的に 非常に利己主義で戦闘的・・・

しかし今の日本は コンクリートの中に住み続けている現実がある中で
毎日のように 報道される殺人 いじめ 暴力
今の日本人 特に若者はとても無機質な人間になっているのではないでしょうか
過ぎ去ったことに対してはどうする事もできませんがこれからの日本を背負って立つ
小さな子供たちから  『美しい日本』を取り戻すため『日本人の心』を呼び戻すため
やはり この『木育』が外せないと思っています

そんな実践者は やはり教育者であり福祉関係者・・  私はその応援団になりたい
そんな思いで  懇親会にお邪魔しました

”うれしかった”・・・  同じ思いを持つ同志にあえました
後ろ向きな議論しかできないどこかの業界とはまるで違います・・

これから福井で 新しい何かが始まる!!

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

今日は福井県総合グリーンセンターにて
『木と花と緑の祭典 フラワーグリーンフェア’13』 が開催されます!
弊社も 出展しますよ!どうぞよろしくです!

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

越前市から 朝日町を経て織田町(今は全て越前町)につづく道は
山間の道が多く その途中にいくつかの集落がある いわゆる中山間地域です
この辺りは昔から 農業 林業で生計を立てている人が多く
山の手入れもそこそこ行き届いている様子です。
そんな中山間を走っていた時  ふと見えたこの様子!!
このクレーンの孫竿を伸ばしている様子から見ると 50m近くはのばしているのでは
ないでしょうか(驚)

この伐採方法は”台落し”という方法で  伐倒(切り倒す)できない場合や
傷を付けたくない場合の 大変高度な伐採方法です
よーく見てみてください
幹につながって作業をしている ”木こり”さんがいらっしゃいますね

この人が 立木の頭から順番に玉切りをして 上から吊っておろしていきます
この画像じゃわかりにくいですかね

じゃあkの画像で!!
なるほどなるほどでしょ(笑い)


このようにおろされてくると
これって近くに来るとかなり大きいんですよ
下の黄色い重機の大きさと比較してみてくださいね!!

この現場は通りすがりに たまたま見かけたほかの業者さんの作業風景でしたが
いつ見ても 伐採の現場はわくわくするものです!

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村

カレンダー

2024年11月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ

ページ