磨き丸太の買い付けのため奈良県へ
普段と違うルートで向かったところ
通りかかった街並みがとても魅力的だった
吐山(はやま)と呼ばれこのエリアは、
平成17年に奈良市と合併した旧都祁村に含まれるエリアで、奈良の南端部に位置している
縄文土器も出土されるこの場所 卑弥呼の時代から暮らしが営まれているようです
それだけでも 趣のある古い農村集落です
幾重にも重なる屋根と 低い棟高 そして大きく張り出した軒
このエリアの特徴なんでしょうか あちこちでこのような様式の民家がありました
また写真には残していないのですが
かやぶき屋根の名残を残す「大和棟」と呼ばれる建築様式の古民家もたくさんありました
その昔はそれぞれのエリアに大工棟梁がいて
そのエリア全体の家を建てたり修繕をしていたそうですが
この集落の峠を越えると全く違う家の様式になるので
なるほどそうなのかなあと思います
少し離れたところに最近修繕したのでしょうか 比較的新しい外壁の民家がありました
これもなかなか素敵でしょう 縁側に猫があくびをしてそうな暮らしが想像できます(笑)
そして これは最新式の住宅でしょう
でもデザインはどことなく大和棟を意識しているのでしょうか
とても気になった建物です
初めての土地へ行くとついつい 家を眺めてしまいます
その土地の暮らしに根差した暮らし方が家となっていると思いますので
この地域の風土はどのようなものなのかなあと想像するのも、ささやかな楽しみの一つです