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ご覧ください きょう建前の 神社の破風板です

長さ8m 厚6センチ  幅30センチ

当社に一本だけ原木があったので  4枚製材のチャレンジをしましたが
中から 腐りが出てきて 破風板として製品化できませんでした(泣)
急遽 友人の檜専門工場に連絡 方々から探していただき 何とか4枚調達が出来ました
  しかし・・  お施主様がそのうち2枚は”節が大きいから”取り替えてほしいとのこと・・
泣く泣く取り替えることに・・・ 
しかし これだけの材料樹齢は・・有に300年は超えているでしょう 
腐りや割れが入っていればともかく節が多少多いっていう理由だけで取り替え・・・
昔の社寺建築を見てほしいものです実は結構大節が入っているし またそれを巧みに意匠として表現してるし
何はともあれ”目立たない!!”  

しかしそれは 請負業(請けて負ける・・)の悲しい性  泣く泣く取り替えることに
せっかく300年も生き続け、今まさに第2の人生(木生)を過ごそうとしたこの木に大変申し訳ないと思いつつ
また探しはじめました   
そしてようやくお客様の満足いくものを見つけることが出来ました ご覧ください 柾どりです(年輪が柾目になっている)
木曽の天然林 (胸高直径90センチ)の盤を割り作りました おそらく樹齢は600年越えでしょう
本当に見事な材料です・・・

このように我々木材屋は 自分で材料を在庫して商品を出すのはもちろん
このようなネットワークを通じて日本中 いや世界中からお客様に喜んでもらうため感動してもらうため材料の調達を行います
だから  そんな仲間に本当に感謝なんです!!
ほんとうに ありがとう!!

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昨日は 公益社団法人 南越法人会の 第一回目の総会がありました
その中での記念講演は 慶應義塾大学大学院教授の岸 博幸氏です!!
官僚経験を経て 今は大学の教授の傍ら エイベックスの取締役として メデイアにも出演されている有名人ですね
詳しくは・・・   岸 博幸プロフィール
講演の内容はというと、久しぶりにマクロ経済の話を聞きました!
大学の先生による論理的な話を最近聞いてなかったので久しぶりに新鮮な気持ち
昔の大学の授業を思い出しました(笑)

特に興味深い内容は アベノミクスの成功の鍵!
金融緩和  財政出動  新成長戦略 という3本の矢をもって 強い日本を取り戻すと
安倍内閣は意気込んでいますが  金融緩和、 財政出動についてはすでに発令この結果
今現在は 株価上昇 円安基調による輸出型経済に成り立っている日本経済は何とか息を吹き返しつつある
しかし(金融緩和 財政出動)はあくまでもカンフル剤であり 実体経済が成長し始めているわけではないことは
皆さんお分かりいただけていると思います。 
 肝心なのは 最後の矢”新成長戦略”の戦略です  女性の活用とか 農業の活用とか 色々話をされていますが
いづれにしても6月中旬その戦略が発表されますが 岸教授はこここそが日本経済の再生の鍵である
とおっしゃっていますが 其の肝心の成長戦略の出来が40点そこそこだそうです 
個人的見解でありかつ誰もその内容を見ていないので どう評価することも出来ませんが
いづれにしても過大な期待はしないほうが良いみたいですね(--)

でもここからが私のくくり 
いづれにしても新成長戦略の実態の原動力は 企業であり企業活性化こそが日本復活の鍵
補助金や支援を頂いて存続している”ゾンビ企業”が横行している最中
本当に生き残りをかけるなら 自社をイノベーションしていかないといけない
これには大変なリスクを背負うことにもありますが、
これこそが時代が要求する 次代の企業感だと改めて感じました

本当に体にしみる講演でしあた
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久しぶりのアップです(照) チョット忙しくてアップできませんでした(泣)

さて今朝も全国から木材製品がどんどん入荷してまいりました
実は弊社は原木を製材して製品化する製材工場ですが 
自社で生産する以上に外部から製品を調達します。  なんで???
それはもちろん自社の生産能力に限界があることもそうですが もっと重要なことは
原木の産地特性とそれに見合った製品を製造することがポイントなのです。

まずはこれ 住宅の下地材(タルキ、胴縁等)として使われる材料です↓
この材料は 主に京都北部から調達しています理由は・・・この地域は昔から通直な(まっすぐに伸びた)
素直な木が多く存在しており、また 若木の頃から枝打ち等の手入れがしっかりなされているので
細く製材しても 反り 節が抜けるといった欠点が少ないのです  

これが木口の写真・・ 目あいも細かく釘の保持力も安心できます

続いてこちらは。。。。  板材ですね!! これは何と 九州宮崎県から入荷しております。  
これは 先程のタルキと比較して少し幅広の板です 弊社ではバレットの板材として使っております

パレットはかなり価格が厳しいので できるだけ安価な原料が必要になってきます
そうすると 早い段階の 間伐材(一次間伐)の材料をつかっていくことがポイントとなります
九州はご存じのとおり  早生材でありかつ短伐期の国 ・・木口をご覧いただいても解るように
原木の径が小さい(小径木)を製材していることがわかりますよね
本来 このような材料は土木材(杭)もしくは山に捨てられるか チップにするかだけなのですが
このように製品化するとそれよりははるかに付加価値が付いてきます  お互い得ですよね(笑)

そして福井産材はっていうと これ  建築の梁や桁にもってこいの材料なんです
冬の厳しい寒さに耐え 積雪に耐える福井の材は 冬目が固く 
他の産地の杉と比較して強度、粘りに優れています
さらには日本の建築メジャー樹種 米松・・何とかビームってよく聞くでしょ(笑))と比較しても同等の強度が出ており
まさしく 米松と同じように構造材として使える福井県産材です!

このように 同じ杉でもいろんな産地があり その産地によってその製品の特性が変わってくるということです
よく 地元産材を使いましょうと(県産材を使いましょう)という言葉が独り歩きをしてしまい
何でもかんでも 地元産材を使わなければ・・・という風潮がありますが
やはり いい物(建物)を作るためには その特性に合った商品を使わなければなりません
そのためにはわたくし達 木材のプロがそのコンシェルジュ(秘事)をさせていただきます
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!!

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新潟県は中越地区 のどかな田園風景が広がるこの見附市降り立ちました
久しぶりというか電車では初めてのこの地ですが・・ 

今回は いつもお世話になっている 設計事務所の所長さんからのお誘いで
建築金物メーカーではとても有名な”TASTUMI”さんへお邪魔しました!  TASTUMIさんはこちらから・・

何でも新しい接合金物が出来たから 見に来てほしいとのお誘いです
ピン工法でありながら 大スパンがとれるということで 今の住宅のトレンドに会った家づくりが
出来そうかなということで勉強してまいります!早速工場へ!!

ふふーん  この金物ですね・・・
大断面集成材を使った大型建築を手がけていますので  この手の金物は良く知っているつもりですが
一番のネックは コストなんですよね(汗)この手の接合となると 木材のコストと同じくらいの金物のコストがかかるんですよね
これが最大のネック

なるほど なるほど   このような構造計画をするのですね!!
シンプルな計画となっています!

そしてこの金物の目玉である 頬杖を活用した ピンのようなラーメンのような門型フレーム
による耐力実験です!

約30分の試験ですが中身は端折って  1/50の傾斜角になった段階で接合部が破断しました

脚柱金物の状態・・  金物が曲がっちゃっています(汗)
しかしこの段階でかなり水平荷重がかかっていましたので(40tから50t?) 今の新潟地震ではまず
何ともないですね!  かつ興味があったのはふつう破断すると梁が落ちるのですが
やはり頬杖があるおかげで 結構残っていますか  実際の建物になると変形はするけど
崩れることはないという証明になります!!  なかなか良い金物でした

さて合わせて 工場見学を行いました たつみさんは金物メーカーですから
ご覧のように プレス機械が何十台もありますし溶接ロボットなども配置している
素晴らしい 金物メーカーですね 

あれ? お世話になっているこの金物・・  そうそう火打ち金物ですね!

このようにプレスされてどんどん出来上がっています!

これが  火打ち金物のプレスする前の形(笑) へーっこんな形なんだね

また プレカット工場も併設されており月6,000坪の製造能力があるそうです
ちなみに今は繁忙期で 3交代のフル生産だそうです!!

しかしメーカーは量が出て何ぼの世界もあります  これから着工件数が落ちたとき
どうするのかな?と  一抹の不安を覚える今回の研修でした!

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今日は失敗の話(汗)  これご覧ください↑
木材の辺材(白た)の部分が 青なってしまい さらには虫が食っています
これは地松特有の青変菌の被害です  発生要因は諸説ありますが やはり旬切りでないことが原因でしょう
弊社は原木の大部分を木材市場から調達をしておりますが、搬出された原木の伐採時期を大変気にしております
でもなかなか 伐採時期がつかみきれないため 苦慮しているのが現実です  
このため すぐ製材して 屋内倉庫に入れておいても このような状態になってしまいます(T T)

今回はお客様から 和室の座卓がほしいとのご要望  あまり予算がないので・・
ということでしたので この手法をとりました  まず1枚を半分に製材して・・・

それを両端に広げます・・・

そして 別に製材しておいた 四角い板を真ん中に配置すると
広い板に変ります(笑)  これは”巾剥ぎ”という手法で 一般的な製法ですね

しかしご覧ください(泣)
色のバランスが悪いし 虫穴もあるため  これでは家具として無理でしょう・・
泣く泣く断念  違う材料にて作り直すこととしました

特に この地松(赤松)は管理が大変な木ですが 
生鮮材料である木材はどの材料も本当に品質管理が大変な素材です
せっかく てまひまかけた材料がお客様からは・・・ どうせ近所で切ってきた木だから 安いやろ?
の一言で済まされる・・・   なんか 悲しい現実

みんなわかってください(T T)
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ようやく エネルギーの地産地消(国産化)という事が話題になってきましたよ!!
これは 朝のフジテレビの報道番組  9時からなので少し遅めですが
話題に敏感な主婦層はご覧になられているんじゃないですかね・・
そんな中で出てきていたのは。。 何気なく見逃している電気料金の中身・・・

原発のコストうんうんということも絡めてだと思うが  報道番組が訴えているのは
なんと 海外にエネルギーを依存しているため 
電気料金のコスト変動のほとんどが 燃料費の変動分だということを明確(わかりやすく)伝えています
私が知りうる中でこんなにはっきり報道頂いたのは初めてではないかなと思いますね(驚)

さらにうれしいのは  これから!
じゃあ  価格変動の少ない 純国産エネルギーはないのかという問いかけから・・
日本には 森林資源があるじゃないかという お宝発見!!へと結び付けていただいています!!

そして出てきたのは  プレーナー屑と  美しいパルプ用チップ・・・  
ここはちょっと残念(泣)  ここで木の皮や 真っ黒の杉のチップを持ってきてほしかった(泣)
しかし  ここからの投げかけ  コメンテーターのコメントも含め面白かった

この原料を見て 名前が浮かんだのはこの人・・・ ”銘建工業  中島社長”・・するとヤッパリ登場されました!!

この中島社長のインタビューの中で  メーカーとして、理想と現実の中で悶々としている様がよくわかりますね
たとえば  先ほどの外国産材のチップを見て コメンテーターのある人が
『地球の裏側から材料を持ってくるんでは  エネルギー源として利用できたとしても
輸送費等で逆にエネルギーを浪費しているのでは  むしろ  日本の杉を使えばいいじゃないか!!』
とお話しいただきました!! 拍手!!とおもいきや
中島社長いわく    
『日本の原材料(木材)は品質が安定しないから 製品として使用しにくい・・
だから品質の安定している外国産材を使わざるを得ない・・ 』 というコメント  
さもありなん的なお答え  ありがとうございます・・
そしてもっと面白かったのは 知る人はすぐわかったかと思いますが
中島社長のインタビューの中で ふと現実をぼやいていらっしゃったことです
その部分は番組の中でも  スルーされていましたが 私はここが一番笑えた

いづれにしても  取りざたされていなかった『エネルギーの 地産地消』
これからますます本格化する 気配を感じた次第です!  

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ご覧ください!! 檜の梁!!  8000X150X300㎜の 大物です!
当社でもこれだけの製品はなかなかお目にかかれません  しかも県産材の檜です

これは 冬のブログでもご案内した いい材が手に入りましたの材がいよいよ出荷です
ここまでの道のりは・・  『いい材は入りました』にはじまり
続いて  粗挽き工程 『福井河和田 樹齢100年の檜』にてしばしストック
そしていよいよ本日修正挽きの上出荷です

これからこの材は 越前市内の新築住宅の 屋根を支える梁に使われることになっています
そして、その住宅に住まわれる家族の皆さんとともに新しい人生(木生)を住宅の骨組みとして歩んで行きます
・・・まるで私の大切な子供たちを送り出す親の気持ちでいっぱい ・・・感無量です

このように 私たちは送り出す子供たちがいい働きをしてくれるよう
このようにしっかりと熟成させています  時にはいつ送り出せるかわからないようなものもありますが(笑)
でも木材業は在庫が命  これからもしっかりストックしていきますね

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中西木材新聞 2013.5 vol69が 発刊いたしました!
まずはwebでみなさんにお届けします!

今回のテーマは  事前告知”中西木材初夏のわくわくフェアのお知らせ!!”
恒例となりました わくわくフェアですが今回のテーマはちょっと早いけど
ペレットストーブ!! 
木材利用ポイントにも挙げられているこのストーブですが
円安によりますます高騰している化石燃料に対し
木質ペレット燃料は 間伐材を利用した木質燃料!
環境に優しくお財布にも優しいこのペレットを燃料として使う ”ペレットストーブ”
がいま注目度no1  是非この機会に実際の木質ペレットを体験してみてください!! 

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今巷では『木材利用ポイント』なるものが大流行で 特に我々の業界ではその話でもちきり
30万ポイントがどうの どうの・・  引き換えする物がどうのこうの・・・・
国産材の活用と名打ちながらも ヤッパリ外材(合法木材だが)も加えなければならない・・
これは誰のための補助制度なのか・・・  もしかしたら一部の大手企業の成長のための制度ではないかと疑いたくなる・

そんな中で ふるさと福井にはとても素晴らしい制度がある事に今更ながら気が付いた
それがこの制度 「福井県伝統的民家認定制度」

福井県の文化振興課が窓口のこの制度ですが 以下紹介文を掲載しますと

『福井県では、平成18年4月1日より「福井県伝統的民家の保存および活用の推進に関する条例」を施行し、
この条例に基づく施策の一つとして、「福井県伝統的民家認定制度」を開始しました。

この伝統的民家認定制度は、所有者の申請に基づき県が「ふくいの伝統的民家」として認定を行うもので、
伝統的民家に誇りを持って住み続けていただき、後の世代に継承していただくことを目的としています。』
このコンセプトが素晴らしいですよね  伝統的民家に誇りを持って住み続ける・・・
これこそがまさしく日本の誇り高き文化もストックする  真の住宅のストック社会を築く手法なんじゃないでしょうかね!!

また国産材の有効利用(これこそが本来の木材の使われ方だと思うが・・)に大きく寄与し
それぞれの地域の風土を知り、同時に職人の技術の伝承という まさしくハードソフト両方の利点を兼ね備えています。

しかしこの予算規模はわずかしかありません・・ しかもほかの制度と合わせる事が出来ない・・・
こんないい制度なのに・・・
西川知事!! 県会議員の皆さんこれはもっと宣伝しどんどん予算を付けるべきですよ!!

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木材利用ポイントの地区協議会が昨日設立された
それに伴い  GW明けから福井県下でも具体的に説明会が開催されます
まだまだ手探り状態でわからないことばかりですが
木材利用の起爆剤になるか・・・・

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