» 仕事のことのブログ記事
越前市から 朝日町を経て織田町(今は全て越前町)につづく道は
山間の道が多く その途中にいくつかの集落がある いわゆる中山間地域です
この辺りは昔から 農業 林業で生計を立てている人が多く
山の手入れもそこそこ行き届いている様子です。
そんな中山間を走っていた時 ふと見えたこの様子!!
このクレーンの孫竿を伸ばしている様子から見ると 50m近くはのばしているのでは
ないでしょうか(驚)
この伐採方法は”台落し”という方法で 伐倒(切り倒す)できない場合や
傷を付けたくない場合の 大変高度な伐採方法です
よーく見てみてください
幹につながって作業をしている ”木こり”さんがいらっしゃいますね
この人が 立木の頭から順番に玉切りをして 上から吊っておろしていきます
この画像じゃわかりにくいですかね
じゃあkの画像で!!
なるほどなるほどでしょ(笑い)
このようにおろされてくると
これって近くに来るとかなり大きいんですよ
下の黄色い重機の大きさと比較してみてくださいね!!
この現場は通りすがりに たまたま見かけたほかの業者さんの作業風景でしたが
いつ見ても 伐採の現場はわくわくするものです!
昨日までの週末は弊社建設部の 内覧会でした
現在動いている現場の中で お客様にご覧いただける3物件をチョイスして
完成内覧会1軒 構造内覧会2軒 行わさせていただきました!
私も久しぶりにお手伝い!
内覧会はやはりどのようなデザインをしているのかが体感できる
『完成内覧会』が一番お客様が来られます。
見ていても楽しいもんね!
でも私はヤッパリ 『構造内覧会』が一番重要だと思います。
極論いえば 住宅の内装仕上げなんて そこいらのモデルハウスをみて
あのモデルハウスのような仕上げをしてください!! といえば可能ですし
気に入らなかったら あとから幾らでも変更が効きます
しかし構造というとそういうわけにはいけませんxx
その住宅がある限り永遠に 其の骨組みはその形で存在しなければならないのです
だから 部材そのものの耐久性や頑丈さが要求されるし、
将来の間取り変化(可変性)に対応できる 組み合わせ方がとても大切になります。
私どもは 予算の関係もありますが 外部に面した部分は耐久性の高い『檜』
内部の部材においても
同様に耐久性の高い『杉の赤身』を採用させていただいています
また断熱材においても やはり天然素材 羊の毛(ウール)を仕様します
これらは全て住宅の存在しうる長きにわたり 同様に同じ性能を保ったまま
その家を守ってくれる素材なのです
私たち 中西木材は そんな木造住宅の主役である”木材”のプロとして
原木の買い付けから製材 製品化を すべて一貫しててがけており
まさしく 木造住宅メーカーとして
皆さんに良い住宅をお求めやすい価格で 提供させていただいております
是非 住宅をお考えの方は 私ども 中西木材へお問い合わせくださいませ!
『地域材を活用した 戸建注文住宅・提案型住宅・リフォーム工事』
『地域材・住宅資材資材販売』
の事業を行っている『中西木材株式会社』
は今期56年目のスタート
『地域材 注文製材 住宅部材造作加工』
『地域材 杉・檜 構造用集成材』
『地域材 杉・檜フリー板』
『地域材 杉柿渋圧密フローリング”Fukuyuka”』
『輸送・保管用パレット・梱包』
『木質バイオマス燃料 ペレット』
『木質リサイクル』
の事業を行っている 『株式会社 ナック』
は今期35年目のスタートです
地球上で唯一再生できる資源 『森林資源』・・
この資源を有効活用し、豊かな住環境の実現へ少しでも貢献させていただこうと
日々研鑽しております
今期もまた皆様に変わらぬご愛顧頂けるよう
全社員一丸となって頑張っていく所存です
どうぞよろしくお願い申し上げます
中西木材グループ 代表取締役 中西昭雄
これなんだかわかりますか?
橋桁みたいなこの構造物・・・ すべて木材(しかも無垢材)で作られています
なんとこれは 専門用語で”トラス”(合掌)と呼ばれる木構造の一つで
主に大きいスパン(間口)を作るのにこの工法で 柱間を結びます
そうすることで 柱の要らない大きな空間を作る事が出来るので
工場や、体育館、など大空間が必要な建築物に必要な工法なのです
しかし この工法は当然のごとく 屋根の荷重に耐えなければなりませんので
頑丈でなければなりません
ちなみに雪の多いここ福井県では 600kg/㎡の屋根荷重に耐えなければなりません
(雪のない地域では300㎏程度で構わない・・・)
だから 普通の鉄骨をくみ上げる方法で木材を組み上げようとすると、
とてつもない大きさの木材が必要となり、現実不可能でした
しかし今回 この方法(平行トラス)を採用することで、小さい断面の木材で
このような大きい部材を作ることができ このような広いスパンを作ることができます
(ちなみにこの試験体の長さは10m)
この方法を考案されたのは東京大学の木質構造デザイン工学 教授の腰原先生です
福井の 木造建築並びに金物プレカットメーカー ”松栄建設”さんが
JBN(jaban builders network)の紹介を経て今回この工法を取り入れた工場を建築しようとされています。 しかしながら日本でも初めての試みであるので
このように 実大試験を行い設計強度通りの性能が実際発揮されるか確かめています
写真お分かり頂けるようにトラスの上に水タンクを配置し 水をどんどん入れていきます
計算上ではこの大きさですと、 13tの水を載せても大丈夫だそうですが
実大試験は 壊れるまで行わなければならないので
その約1.5倍の19tまで水を入れられるようにしています
トラスのいろんなところにセンサーをつけ 荷重をかけていく中でどれだけ歪むかを
測っているところです これがそのコンピュータ―
この段階で、実はすでに19tの水がトラスの上に乗った状態です
このトラスの継ぎ手部分に若干の隙間が生じていたためこのように木材がつぶれて
しまっています しかしきちんと加工されているところはなんともありません
本来は壊したかったそうですが 想定される荷重の1.5倍の荷重をかけても
びくともしてません たわみもごくわずかです
このような実験を経て木材が今まで不得手としてきた大スパンの建築物が
建てられるようになってまいりました しかも今回の工法で間違いなく
鉄骨造より LOWコストで出来上がることが確認されました
いよいよこのような木造建造物が広がってくる予感をいたしました!!
先日の原木市場の風景・・
いつにもまして 広葉樹が多く出品されていました!
福井県と岐阜県にまたがる県境の山々には 沢山の天然林(広葉樹)が広がっています
ブナ、ナラ、カエデなどの樹種が主ですがクリ、カバなんかも植生してますよ
今回は池田町の広葉樹が出品されていました
これは”ナラ”
これは福井県では高級品です”クリ”
何故これだけ出品されたのかをよくよく調べていますと・・
どうも治水ダムの建設に伴い 伐採せざるを得ないので伐採されている模様・・
それも水没するわけではなく ダムの奥になるためダムが完成したら向かうことが
出来なくなるために今のうち伐採して 杉の木を植えるそうです・・
なんか複雑な心境・・・・
民有林はやはり個人の持ち物・・
自然涵養のため・・という大義があっても限界があります・・
ここは行政サイドでちゃんと救ってほしいものですね・・
ところで広葉樹は実のなる木が多いので 幹もとってもおいしいそうですね
結構虫に食べられるのです(xx)
しかも虫の最高のすみかは 樹皮と幹の隙間・・・
だからこのように 荒皮をむいておいておきます そうすれば虫も寄ってきません
こうして出番を待つ広葉樹たちです
そして最後に!!これこれ 今回の一番の楽しい材料!
この曲りが素晴らしい楢の木!
店舗などの化粧の梁にすれば最高なんじゃないかなあ
是非ご興味があれば お問い合わせください!!(笑)
先週の土曜日の事務所の風景
女子社員が並んで 何やらゴシゴシとやってます!!
営業のフロアも何やら 模様替えをしてます!
そう本日は 月に一度の全社5S活動日なんです
通常業務を止めて全社一斉に5S活動!最初は抵抗がありましたが
やり始めたら何のことはないやればできるもんなんです!
こちら もう15年も前から置いてあった材料です
この原料から作られる商品が廃番になったのですが 何かに使えないかな
何かに使えないかな??と思いながら15年…
思い切って処分したら こんなに大きなスペースが空きました
実はまだまだ
その手の半製品がまだ山のように積まれています!
しかしこの活動を通じて まずはきれいにしていきましょう!
場所を変えてリサイクル工場!
こちらは産業廃棄物リサイクル工場(木くず)なので
このような解体材が良く持ち込まれます ボルト等を取り除くのも
れっきとした5S活動! これはどうしても 手作業なんですよねXX
最後はパレット工場 こちらも見違えるようにきれいになりました
5S活動を初めて 約1年を経ちますが少しずつですが会社全体が
すっきりしてきた感じがあります しかしまだまだ整理しなければならないところが
沢山あります 2年3年と続けて行きながら
整理していかなければならないところを整理し そして習慣づけながら
すっきりとした会社環境を作っていきたいと思います