昨日は 古民家再生協会の例会で
嶺南地方(小浜市 名田庄村)の古民家を見学に行ってまいりました
まずは 改修工事が終わった現場の見学からです
一般的には古民家再生・・・っていうかっこいい言葉を使いますが
何のことはない 雨漏れの改修や、傷んだ天井の張替など補修工事がメーンですね(笑)
また昔の工事は結構いい加減な(アバウト)な工事が多いのも特徴
壁を壊してみると あれあれ? どうするの?これなんてことも多々
ちなみにこちらが2年前に初めてお伺いした時の写真です
かなり傷みがひどく 大がかりな改修工事が必要でした
早速近隣で知り合いの工務店を紹介させていただき 工事着手!
ご覧のような素晴らしい 古民家再生が出来ました!
お施主様も大満足で 何でも福井市内にお住いの息子さんもこの再生をきっかけに
実家に戻ろうかと考えていらっしゃるそうですよ!
その家の生活環境まで 変えてしまうほどの素晴らしい改修です
そしてわざわざ お茶菓子迄頂いちゃいました
これ・・ でっちようかん!! 嶺北地方は『水ようかん』といいますが
嶺南は『でっちようかん』 どちらも同じ物で言われは
練ようかんは高級で・・(あんこがたっぷりだから・・)買えない庶民(でっちさん)が
あんこの少ないようかんをこしらえたということですが
水ようかんの方が 少し甘みがきついかなと思いました(余談です(笑)
さてお次は 同じく名田庄村を奥にどんどん入って行って
京都との県境近く にある藁ぶきのお宅です!
何でも元々はお寺だったそうですよ! 入り口には 柚子が! 素敵ですね
昨年一部、茅を葺き替えたそうですとても趣がある軒先です
これが詳細 一番したが琵琶湖の葦茅、
真ん中が藁茅 そして一番上が京都のすすき茅みたいだそうです
三層構造!!
そして何よりも驚いたのは 中に入らせていただくと・・・
とても素敵なシャンデリアが私たちを暖かく迎えてくれました
一見和風と洋風・・違和感を感じますがこれがまたよく合います!
そしてさらに 書斎からゲストルームを眺めると・・
もーおしゃれ♡! 一緒に参加していた インテリアコーデイネーター(♀)2名は萌てました(笑)
何でも NY在住の デザイナーさんだったそうで
引退されてからこちらにお住まいになられているそうです
なるほど納得! どうりですべてがおしゃれ!なんですね
お話が大好きな奥様のお話に聞き入ってしまい、もう少しゆっくりしたかったのですが
次の予定があるので 残念ながらお暇して
次は小浜市のこちらへ! 小浜公園近くの 3丁目通り
北前船で栄えた小浜港の お茶屋街が 国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています
こちらはその中でも代表的なお茶屋さん『蓬嶋楼』さんへ
つい数年前まで実際に営業されていたこちらのお茶屋さんですが
この界隈には 最盛期このようなお茶屋さんがたくさんあったそうですね!
小浜の歴史を感じます
そして明治時代から一度も塗り替えていない べんがら塗りの格子 いつまでも色あせない美しさです
2階から眺める いりくんだ屋根・・
こういった風景も 風情を感じさせます
古民家の美しさって 何だろう・・って思います
やはり一番はそこにきざまれた歴史が醸し出す美しさじゃないかなと思います
そして その美しさは 本物の木、紙、土があってこそ初めて成り立つもの・・
やはり本物が一番だということを再認識いたしました!
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