昨日は晴天の中 原木市場の記念市が開催されました
記念市というのは普段の市より 少し材料が多く出品されます
また 広葉樹などを中心に出品されるとかいろんな嗜好を凝らし市売りの活性化を行っています
今回は秋の記念市
何度かお話しているように8月お盆以降から
山々の木々は水分(養分)の吸い上げを控え成長を鈍化させ冬支度に入っていきます
そうする夏場より 比較的木材の内部に残る水分も少なく
製材後のカビ、虫食いなどの症状が起こりにくく 乾燥も比較的容易です
またこれから冬場に向け 山に伐採に入れなくなるので出材が極端に細る為
我々買い上げ者は 冬場の備蓄も含め 買い込みを行います
そんな中でのこの記念市ですが、お天気に恵まれ沢山のお客さんがいらっしゃっています
これは 山林協会会長賞 (いわゆる優良材です) 福井県知事賞や 森林組合賞などもありますよ
そんな優良材出品者が 表彰されます・・
確かに良い材料を出品することは賞賛される事かも知れませんが
なんか 形骸化しているような気がしています もう少し時代の流れに応じて
このような表彰も形を変えるべきなのでは なんて思いますね
さて お昼からは 一路金沢へ!
こんな会議があるなんて知りませんでしたが 『林業北陸サミット会議』なるものに参加しました
場所は石川県立音楽堂 まずはゆるキャラたちがお出迎え
『林業復活・地域創生を推進する国民会議』という組織があり そこが
北陸圏内の経済界や自治体が力を合わせ、林業に関わる産業全体を通した地方の活性化に向け
国産材。地域材の需要拡大を 喚起・発信していくことを目的としているそうです
要約すると 森林組合や、木材業界という狭義の団体の発信だけでなく、
経済界全体で広く喚起・発信していきながら
『森林資源の利活用ということを題材として』地方創生をして行こうということだそうですね
まさしく私たちが行おうとしていることを経済界全体で行っていこうということです
これには大変危機感を覚えます
行き過ぎかも知れませんが
今まで林業の活性化を 森林組合や木材業界に託していたがそれでは不十分だから
もっと別の業界・・・広く経済界の皆さんの参入を促したい という政府の目論見が見えるのです
林野庁長官の お話をお伺いしておりますが
そのビジョンはさることながら・・ ますます 我々の業界の置かれている立場の重要性や危機感を
感じられた次第です
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