昨日は原木市場でした 朝からギラギラと太陽が照りつけとても暑いです
しかし 原木はいよいよ春伐の素材が出て来てますのであまり買気は起きないですね
何度かこの話題は触れていますが 春伐材は原木が成長し始めている時なので
養分が多く、虫が付きやすいのです虫が付くと 木を食べ始めるので 木材に穴が開き製品になりません
だから 6月~9月までは 本当に必要なもの以外は調達しませんね
しかし 今年はちょっと状況が変わってまして
中々相場が崩れません この素材は色も良く良材なのですが
木口の緑色の文字を見ていただけると 20という数字があると思いますが
これが 競の落札価格です 20,000/㎥という意味です
一年前は この素材だったら せいぜい14,000/㎥ 程度。。1.4倍の高値です
この事態は 今年の4月から施行されている 一連の県産材普及に対する補助金と
来年からはじまる 木質バイオマス発電所の稼働に伴う木材需要が旺盛になってきたことが影響しています
特に県産材補助金については 原産地の厳正な証明が必要になってくるので
↑ 「県合」という刻印のある素材が 積極的に購入されています
一方これは 県外産の素材 確かに先ほどの素材と比較して良い材料とは言えませんが
この地方(石川県と福井県の県境)の素材は決して悪い素材ではありません
しかし 落札価格を見ると13,000/㎥・・
同じ素材なんですが 県産材と県外産材でここまで価格差が出るなんて・・ びっくりですね
しかし 製品市況は上がらず 結局大変な目に合うのは我々製材業者
いつになったら明るい日差しが出るのやら せめてこの価格が 山主にちゃんと戻っていくことを願うばかりです
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