先日は 山で伐採された原木の仕分け作業を行いました

適材適所 原木の寸法、反り具合をみて 建物のどの部分に使用するかを判断していきます

そんな中 このような材料も出てまいります
こんな材料?  ってご覧いただけるとお分かりいただけますように
木の皮がめくれて朽ち始めています、山で 倒され(倒れて)そのままにしているので
腐りかかっているのでしょう  これはもう建築材料にはなりません

次にこの材料 烏留り・・・(木材の先端) 手の大きさと比較していただければお分かり頂けると思いますが 
直径10センチ以下さらには先端部分は枝も多く、建築材料としては取り扱えません

このような材料は 残念ながら粉砕して チップ化をして
 紙の原料や木質ボードの原料 そして最後には木質燃料になります

しかし それもこれも すべてはこのように山から搬出されたからこそ↑のようなリサイクル加工ができるのです
でもほとんどの材料は  山に放置されたまま・・いわゆる林地残材として山に残されます

実際のところ  このように建築材料として・・晴れ舞台に立てられるのは
苗木の数から考えると  全体の15%  1haあたり2000本植えたら なんと300本程度しかなりません
その残りのほとんど・・いわゆる選ばれなかった残り1700本はこのようにして朽ち果てる運命にあるのです
今回幸いにも 山から搬出されて 建築材料ではないにしても 他の材料にリサイクルできるということは
ある意味 幸運なことで そのほとんどは山に放置される運命にあるのです

こうして50年から70年のスパンの生存競争の果てに 無事建築材料として選ばれた
この原木は  これから製材機にかかり 製材され梁等に代わっていきます!
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