今朝の地方紙”福井新聞”にシリーズでこのような記事が出ていた
この記者は 今の林業・木材産業がさらされている状況を明確に突いているので
ちょっと拝借してしまいました
日本の国産材産業が崩壊し始めたのは 間違いなく”1964年の輸入自由化”からです
すなわち50年も前に今のTPPと同じような制度を日本の林業は実施したのです この結果が今です・・・

もう一つ山林所有者との明らかなギャップがここにあります↓

先日”山の木を切ったから見てほしい”と 山林所有者から連絡があって早速拝見しました
この写真がそうです  欅ですが・・明らかに建築用材にはなりません 
・・・しいて言うならば薪ですね・・薪を馬鹿にしてはいけませんけど・・・(照)

おそらく欅だから高く買ってくれるだろう・・・と期待されていたのでしょう
確かに 30年前ならそれなりの価格で購入できたのかもしれませんが、今では残念ながら・・・

このようにこれから大きくなっていく 杉の林  
先日の私の山のように 間伐をスタートさせなければならない山がまだまだあります
いったい 国産材はどうなってくのでしょうか・・  
民有林が多くを占めている日本の山 もはや山が儲かる時代はとうに終わっています 
山が儲かるのだから 山の整備は民間の自由意思に任せればよいだろうという根本的な考えが 行政にあるのなら
それは今すぐ正してほしい 国土保全の元、国が積極的かつ主体的にに森林整備をしてほしい
新ためて思わざるを得ない今日の記事でした

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