最近このような電話をよくいただきます・・”木が倒れたから何とかしてほしい・・”
昨日もこのような電話の対応で近所の山へ行きました これがこの風景
山へ通ずる道にこのように杉の木が覆いかぶさっています
どうも根元から倒れているみたいですね・・ 樹齢も結構経っている 良材です
遠くにこの林の持ち主がいます
この杉の木の大きさ加減がお分かり頂けると思います
どうも今年の大雪でこの木の片側だけ雪が残り
倒れたものと推察します・・ しかしお話を聞くと
一昨年の大雪ですでに頭は雪折れしていたそうです・・・・
うーん せっかくの木材 かわいそう・・・・
今は木材の値段も下がっちゃったからねえ・・・
言葉少なげに お電話いただいたご主人はおっしゃいます
でも林を見ていると・・何か世話をしてやらないと・・・という愛情が見えます
”自伐林業”というやり方がありますよというお話を投げかけてみた・・
この”短コロ”がお金になるんだよ”
と道端に転がっている 直径10センチも満たない木端をさして 投げかけてみた・・
”いやあ こんな木を軽トラックいっぱい集めるだけでも大変だよ・・”と
半ば冗談でしょという感じの返答・・・
うーんまだまだこれからなんだろうな・・というのが実感
でも自分の山を気に掛ける人がまだこのようにいるのも事実まだ遅くない・・
こんな話をしていながら ふと見渡すと・・ワラビがいたるところに・・
”もう・・大きくなっちゃったけどね・・これはオンナワラビ”
引きちぎられた跡を見て。。”ほらっ誰か山菜取りしていたみたいだね”
とのんきな口調で ここおじさんの山でしょう?
そして これがワサビ!!
もっと沢の水量が多ければ”根茎も伸びるんだけどね”
と笑いながらお話してくれます
これはゼンマイ!!
これはね・・ イノシシが沢蟹か何かを獲った後だよ・・
いまは ほかの山にタケノコが出ているからそっちの山に行っているけど
この山には2頭ばかり大きいのがいるんだ・・・
”獣と共存してる!?” さらっと話すご主人にちょっと驚き
そしてこれが 二輪草・・・
”おじさんこれも食べられるのですか!?”と戸惑いながら尋ねると
いやいや無理無理 これは”川中美幸の歌にあるでしょ?”二輪草!!
おじさん・・ 川中美幸ファンなのね(笑)
沢から尾根を望むと・・・ 心地よい春の日差しが差してきます・・
綺麗に山が整われています、そしてシイタケも・・
ことしは猿にようやられるから 豊作だけど駄目じゃったんや・・
と悔しがるご主人・・・
春山はこんなにいろんな山の幸であふれています
そして住民と山とのかかわり方も このように深く結びついていたのでは・・と思います
あまりにも物質的に豊かになりすぎた日本・・
もう一度自分たちの暮らし方を考えさせられる一瞬でした
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